きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「誓約」薬丸岳 (幻冬舎文庫)
過去は現在へと間違いなく続いている。
断ち切ることも、都合よく全てを無かったことにすることもできない。
そして、社会の中で生活をしていくかぎり、
私たちは法を順守して行かなければならない。
だけど、感情は別だというのも納得はできる。
復讐をする権利はない。
だけど、感情はそれを望む。
狭間に陥った精神の苦痛はいかほどのものなのか。
そして、過去の自分が犯した罪と命を繋ぐために下した苦渋の末の約束が、
現在の彼を苦しめる。
命を奪うことを回避するため、そして大切な人を守るために奔走した彼には
待っていてくれる人がいる。
全力で頑張る方向を間違えていたことに気付いた真犯人は絶望から這い上がれるのだろうか?
→
身バレしちゃったけど、ヤクザ方面からの追求は大丈夫なの?とふと心配になった読後。
後半は綺麗にまとまった感じだったけど、前半のドキドキ感は凄かった。
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