きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「逆説の日本史3 古代言霊編」井沢元彦(小学館文庫)
第一章を読むと、従来の弓削道鏡像とは違った彼の姿が浮かび上がるはず。
道鏡?誰それ?と言うくらいのポンコツぶりを発揮した私が
この巻を読み終わった感想は
「面白かった」ではなく「凄かった」の一言。
勉強になったし、納得したし、ちょっと首をひねって、考えさせられた。
あくまでも諸説の中の一説であると認識した上でも、
日本の歴史を学ぶと同時に、
現代社会に生きる身として考えていかなければいけないことが書かれていると思う。
「安全神話などではない。安全願望である」
原発事故の後に言われたこの言葉に、無意識下の言霊信仰を垣間見た気がする。
著者曰くの「藤原氏寄生虫説」が私の藤原氏のイメージと被ってるんだけど、
私、何を読んでそう思ったんだろう?
小説か漫画以外在り得ないんだけど、何の本かがさっぱり思いつかない。
これも解明できない謎だわ(笑)
◆行った場所:比叡山延暦寺
◆読みたい本:『水底の歌』梅原猛/『炎立つ』高橋勝彦
PR
COMMENT