きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「銀河英雄伝説2 野望編」田中芳樹(創元SF文庫)
【宇宙を手に入れること。
そのためにどんなことでもやらなくてはならないのだった】
最後まで守り通された誓い。
永遠に失ってしまった半身。
責めるべきは己自身。
悔いる資格は彼にはない。
友の死に報いるために。そして、孤独と渇きを埋めるために。
彼は戦いつづけるしかないのだ。
例え宇宙を手に入れたとしても、ラインハルトに真の安息の日は訪れない。永遠に。
心に巣食う果てのない空虚。
敵を欲する飢えを味方にもまき散らさないでほしい、と切に想うのは、
先の展開を知っているからなのでしょうね。
一方のヤンもまた、意に沿わない戦いを強いられることとなる。
何のための国家か。何のための権力か。
問わずにはいられない。
何度も読んで何度も泣いて。
展開は知りすぎているわけで、今回はもう泣かない!と思って読んでいたのに。
結局泣きすぎてパンダ目になっていました(笑)
内容(「BOOK」データベースより)
自由惑星同盟でクーデター勃発。叛徒鎮圧の命令がヤンに下るが、首都を制圧したその首謀者は、彼が篤く信頼を寄せていた人物だった。一方帝国でも、皇帝崩御以降激化する貴族間の権力闘争の渦中に身を置くラインハルトに、新たな試練が課されようとしていた。不敗の魔術師と常勝の天才、二人の英雄の決断が、銀河史に新たな波瀾を呼ぶ。巻措く能わざるスペース・オペラ、第二巻。
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