きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「香君 下 遥かな道」上橋菜穂子(文藝春秋)
意に沿わぬ選択を強いられた時、
その結果によっては大いなる遺恨を残す。
だから。
決定権を持つ者を集め、そうならないような場を設けた彼らの手腕は秀逸。
国の危機に瀕して己の利だけを叫んでいては何の解決にもならない。
大切なのは最善を考えること。
未来を想像すること。
その選択を納得すること。
彼らは間違わなかった。
だからこそ、存続した未来。
そこに在る彼らが善い人ばかりだったことが、私にとっては何よりもファンタジー。
そして、諦めていた彼らの想いの成就がとても嬉しい。
自分では多分買うことのなかった類の本。
だからこそ、読めてよかったお借り本。
参考文献として挙げられていた
『世界からバナナがなくなるまえに』。
この本にとっても興味津々。
そして飛んでいるバッタが終始イナゴにしか思えなかったのは何故……?
最後にイナゴを食べたのっていつだろう?←超昔。
味は嫌いじゃない。
だけど、脚や触角の食感がとても嫌。
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