きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「UNKNOWN」古処誠二 (講談社ノベルス)
自衛隊の基地内で起こった盗聴事件。
二人の自衛隊員が、基地の中をひたすら歩きまわりながら、
隊員たちにヒヤリングを行っていく物語。
会話が軽妙で面白い。
そして、登場人物たちの言動がなんだか愉快。
とはいえ、同時に語られる自衛隊に対する周囲の認識と、内部の問題が重い。
今の時代は、自衛隊の評価はもっと高い。
特に、震災を経験した後であるから、尚更。
その職に就いているだけで色眼鏡で見られてしまうことは残念だ。
事の顛末はあまりにも阿保らしくて「馬鹿ですか!?」と言いたくなるわけですが。
朝香二尉の残した言葉に心から頷き、成長著しい野上三曹に清々しい思いで読了。
サラッと楽しく読める本は結局積読棚ではなく、既読棚から発掘☆
ひたすらコーヒーを飲んでいる朝香二尉の姿から、何故か姿(@機龍警察)のことを思ってみました。
似てはいないんだけどなぁ。
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