きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「デルフィニア戦記12 ファロットの誘惑」茅田砂胡(C・NOVELS)
話の通じないリィを説得するためにあの手この手を尽くす人々の必死さが本当にお気の毒。
国王夫婦の離婚の危機を死に物狂いで回避するも、リィの不用意な一言からさらにもう一波乱。
タッグを組んだバルロとイヴンvsリィの喧嘩シーン、ガッツリ見たかったわ(笑)
そして今回はリィの思いもよらない化けっぷりに度肝を抜かれます。
挿絵、神々しすぎました。
主だった面々が揃った和気藹々としたお茶会の場が、一転、暗殺現場へ。
そして繰り広げられるリィとレティシアの壮絶な死闘。
だが、二人は奇妙な理解を示しあう。
人ならざる者は、人ならざる者と分かり合う。
それでも、結局ウォルこそがリィの理解者であり、同士であることを伺わせる展開に
胸をなでおろしました。
内容(「BOOK」データベースより)
コーラル城の華やかな喧噪にまぎれ王妃暗殺の罠は巧妙に精緻に張りめぐらされた。無関係に見えた少女の死。王宮の内部で殺された侍女。決戦の場となった雪原で暗殺集団ファロットの青年はあでやかに微笑む。リィの本能が警鐘を鳴らす。この奇妙なイキモノは「人間」なのか。
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