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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「宮廷神官物語 七」榎田ユウリ(角川文庫版)



楽しくない。
面白いけどちっとも楽しくない。
もう一人の王子に祭り上げられた曹鉄がポンコツすぎてがっかりする。
状況に困惑し、部屋に籠って飲んだくれて女の言いなり。
貴方の意思はどこに行ったの?
敵陣に密かに潜り込んできた櫻嵐(姫)の方がよっぽどオトコマエ。
そして苑遊が抱えた鶏冠に対する独占欲と執着。
苑遊の行動の動機が賢母の強い思いに同調したと言われるよりも、そっちの方が納得するわ。
変態チックだけど。←言い方ww
一方で赤烏の藍晶王子に対する揺るぎない想いや鶏冠の透明な芯の強さが胸に響く。
事態が好転することを願いつつ、次巻へ。

「信じる」こと。
傍にいて会って話をして。
眼で見て肌で感じていられれば容易なことも、
距離ができ、間に他者が介在することで難しくなってしまう。
策を弄してただまっすぐに生きようとする人を貶めようとする悪意は気持ち悪い。
あの人にもこの人にも雷が落ちればいい。←……

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