きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「やんごとなき読者」アラン・ベネット(白水社)
【本は暇つぶしなんかじゃないわ。
別人生、別の世界を知るためのものよ】
読書の魅力に引き込まれていく女王の様子に、
共感を覚える読書家さんたちは、たくさんいらっしゃると思います。
一冊の書物を手にすることで、ここに居ながら別の世界に飛び立つことができる。
決して自分では歩むことのないであろう人生を、知ることができる。
そこで揺さぶられる感情は本物。
そして、育まれる想像力。
人生を豊かにするツールの一つが読書なんだと思っています。
とはいえ、公務はある程度の手抜きは許されても、
疎かにしちゃいけません、女王様(笑)。
そんな彼女の姿すら、かわいらしく思えてしまう、魅力的な本。
読了後は、引用されているたくさんの本に興味津々。
まさに「一冊の本が別の本へとつながる」のである。
装丁がとてもかわいらしくて、手触りも素敵。
箔押し好きな私にとってはたまりません。
装丁と言えば、個人的に「はてしない物語」の装丁が今の所ベストかしら?
一般書外だと、紫宸殿の「EINSTEIN」を超える装丁はないかも。
和紙に紅葉。宝物。
内容(「BOOK」データベースより)
英国女王エリザベス二世、読書にハマる。おかげで公務はうわの空、側近たちは大あわて。「本は想像力の起爆装置です」イギリスで30万部のベストセラー小説。
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