きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
幽霊狩り~ヘル・オア・ハイウォーター1~ S.E.ジェク(モノクローム・ロマンス文庫)
過去に縛られ、過去の亡霊に悩まされ、過去の傷から今も血を流し続ける男が二人。
元FBIと元海軍特殊部隊。
最強のエージェントである彼らは戦う術を知っている。
負った傷の深さを誰よりも理解しているが故に、己の弱さを晒すことを嫌う。
意に反して仕事でのパートナーとなった鋭い牙を持つ手負いの獣。
殺人事件の調査から少しずつ知ることとなる互いの過去。
理解と、反発と。
威嚇しあいながらも互いの存在が気になり、
だからこそ、相手が闇に呑まれそうになれば引きずり上げる。
踏み込むことが怖くて、だけど、目が離せない。
甘さのカケラもない二人のヒリヒリした関係にドキドキします。
設定といい、彼らの性格といい、関係性といい。
私のツボドストライクなお話でした。
どっしりとした読み応えがあるのもたまりません。
続がものすごく気になるけど、6月かぁ……遠い。
あ、一応明記。これ、リバです。
内容(「BOOK」データベースより)
FBI、地元の保安官補を経て民間傭兵派遣会社EE社に入ったトム・ブードロウは一月前にある動画を受け取っていた。その中で尋問を受けていた男こそが、トムの新たなパートナー、プロフェットだった。もと海軍特殊部隊でCIAの工作員をしていたプロフェットは、研ぎすまされた武器のような最強のエージェント。だが性格に難あり。そんな彼らに殺人事件の調査が指示された。被害者はプロフェットの幼なじみの弟。情報を探るため地下ファイトに潜入したトムは自らの闇に引きずり込まれる。そしてプロフェットもまた過去の亡霊に掴まっていく―。注目の新シリーズ開始。
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