きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「オリエント急行の殺人」クリスティ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
雪で立ち往生した列車の中で起きた殺人事件。
乗り合わせた人々との対話を通して名探偵ポワロは推理する。
この事件の真相を。
同じ車中劇でも移動する新幹線が舞台の
伊坂さんの『マリア・ビートル』が“動”ならこちらは完全に“静”。
登場人物たちがほぼ一貫して列車内に留まったまま、
ここまで面白く読ませる物語展開はさすがクリスティ。
そして、その対話の中から、それぞれの人物たちの
過去が浮かび上がり、物語はより深みを増していく。
付け合せた証言から露わになった嘘。
ポワロの推理にキャンキャン言っているおっさんズが
素人代表!的な感じで良い味出していました。
ポワロが取り出した毛先をカールするための焼きごて。
「口髭に使っているんです」
「毛先をカール」から毎朝使っているヘアアイロンを連想した私は
こてにそんな使い方があったことにびっくり。
今回、これが一番のびっくりだったかも。←事件全く関係ない(笑)
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