きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「フランキー・マシーンの冬 下」角川文庫 ドン・ウィンズロウ
【おれの愛する人生は、もうこの手には戻らない】
たぶん、わかっている。
平穏な時間はもう戻らない。
たとえ生き延びたとしても、フランクの愛した人生はもう、戻ってはこない。
過去が、彼を忘れてはくれなかった。
過去に怯える人たちが、彼をそっとしておいてはくれなかった。
フランクには誰を陥れるつもりもなかったのに。
誰が何故自分を殺そうとしているのか?
過去を思い起こしながら、襲い来る猛威を跳ね除け、今を闘うフランキーの哀しい呟き。
「すべてのものをひとつづつ奪われていく人生」
だが、紳士の時間を共にした友は、最後まで友だった。
一度使った銃は破壊して捨てる。
殺し屋になるつもりはないけど(当たり前)お勉強になりました(笑)
内容(「BOOK」データベースより)
何者かの罠にはまり姿をくらました伝説の凄腕“フランキー・マシーン”を、マフィアの刺客がつけ狙う。20年来の友人、連邦捜査官のデイヴ・ハンセンも重要証人の殺害容疑でフランクの逮捕状を取った。じりじりと包囲網が狭まる中で、フラッシュバックする記憶をふるいにかけるフランク。誰がなぜ、彼を消そうとしているのか。だが容疑者のリストはあまりに長く、残された僅かな時間は尽き果てようとしていた―。黄昏の元殺し屋に仕掛けられた罠。鬼才、円熟のクライム・ノヴェル。
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