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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「マギの聖骨 上・下」 ジェームズ・ロリンズ(竹書房文庫)





【愛ではない。まだ愛とは呼べない。ただの約束】

吊り橋理論…という言葉を思い出してみた。
極限の状況下で口吻けを交わした二人。
一連の事件が終わってから二組のカップルが誕生したわけだけど、
はたして、シリーズ次作でも彼らの関係は続いているのかしら?

……という意地の悪い見方はおいといて。(笑)

底抜けにスケールの大きい話だった。
歴史的事象に基づく、宗教、化学、伝承、そしてアクションが絡み合って、
たった数日の間に起った出来事に込められた情報量の密度の濃さに、圧倒される。
それらを一気に読ませるスピード感ってすごいなー。

流れ込んできた諸々の情報を、「理解」という言葉を伴って飲み下すのには、ちょっと時間がかかりそう。
反芻しつつ、事柄のひとつひとつを調べて行けば「知識」として身に付くんだろうけど。
それは無理だわー。
というわけで、ニュアンス理解。(笑)

次作も是非読ませていただこうと思います☆

内容(「BOOK」データベースより)
ドイツのケルン大聖堂で行われていたミサの最中、修道服姿の侵入者たちが出席者と司祭を惨殺した。犯人の目的は黄金や貴重な美術品ではなく、内部に保管されていた“マギの聖骨”だった。キリストの聖誕を祝いに訪れた東方の三博士の聖骨だ。聖骨を奪った襲撃者たちは、世界を一変させる力を手にする。事態の収拾に追われるヴァチカンは、ローマの国防省警察に所属するレイチェル・ヴェローナ中尉に調査を依頼。だが、彼らだけではこの奇怪な盗難と殺人事件に対処できない。そこで、米国国防総省内の機密組織、シグマに応援の要請が届く。グレイソン・ピアーズは、科学者と特殊部隊の隊員から成る即席のチームを編成し、奪われた聖骨の謎の解明に取り掛かる。彼らは暗い過去の歴史を暴きながら、古代の秘密が眠るアレクサンダー大王の遺跡へと向かう。その先には、神秘と恐怖のベールに包まれたドラゴンコートが待ち構えていた…。

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