きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「ルバイヤート」オマム・ハイヤーム(岩波文庫)
「有限」であることが怖くて、いつかいなくなる自分がここにいる意味をどうにか見つけたくて。
ぐるぐる惑っていた時期に読んだ詩集。
二十歳くらいかな?
1000年も前の偉大なる詩人も同じようなぐるぐる感を抱えていたんだなーと、
とてもとても共感を覚えることができた詩集。
結局、惑うところはみんな同じ。
「何故生きるの?」そんな問いに正解はない。
大切なのは自分が納得できるように生きられるかどうか。
自分が生きていること自体に意味がある。
当時読んだ色々な本から教えられたこと。
そう思えた瞬間、楽に息ができるようになった気がしました。
だから、私にとってとても大切な詩集。
当時はよくわからなかったけど、今読んでみると、
だんだんと酒に傾倒していくのが、まるで、死に近づいていく現実から
逃避しているかのように受け止められるのがなんだか切ない。
この世の真相?死後の世界?
わかるわけねーよ!
あっちから戻ってきたヤツなんていないんだから。
という、作者に同意(笑)
「酒を飲め こう悲しみの多い人生は
眠るか酔うかしてすごしたがよかろう!」
うん。
お酒はできれば楽しく飲んで幸せに眠りたいです。
PR
COMMENT