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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「水滸伝18 乾坤の章」北方謙三(集英社文庫)



風はいつまでも駆け続けるもの。
そう願いたくなるけれども。
確かに貴方たちの行く処に敵はいなかった。
そう叫びたくなるけれども。
突きつけられる現実に涙が止まらなくなる。
もう、ゆっくり休んでいいんだよ、と。
立ち止まった彼にそう語りかけながらも、
公孫勝の涙に誘われるように涙腺が盛大に決壊した。
楊令はまさに梁山泊の申し子。
そこに在る姿に、違った意味で涙が込み上げた。
上官としての童貫の姿は理想的。
だから、彼の軍はこんなにも強い。
その軍との最終決戦。
人は来て、人は去る。
夢のような時を過ごせたのは私も同じだ。


号泣しながら感想打ってる自分に苦笑。
思い返すだけで泣けてくる。
「罵る相手がいなくなった。私を罵倒する者もおらん」
……うわーん。
ここまでくると、楊令伝に手をつけたくなるわけですが。
それは来年のお楽しみにとっておきます。
その前に19巻!大事に読みます。

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