きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「七王国の玉座〔改訂新版〕上」ジョージ・R・R・マーティン(ハヤカワ文庫)
【孤独でいなくてはならないなら、孤独を甲冑にしてやろう】
スケールの大きさに圧倒され、気づけばのめり込む様に読んでいました。
登場人物の多さに、最初は読むペースが亀の歩みに……でも読み飛ばさなくて正解。
何度も確認しながら人物関係を把握したあとは一気に読み切りました。
約700頁のボリュームを読み切ってもまだ序章のこの物語は
中世のヨーロッパを彷彿とさせる壮大な歴史絵巻。
生れたついた家によってそれぞれの業を背負って生きる子供たち。
その子供のことを思い心を痛める、或は狂気に走る母親。
権力欲と陰謀に塗れる大人たち。
家臣の言葉に耳を傾けることのできない王の統治する王国は傾くと思うんだけどなぁ……
身内には甘くとも、他人には信じられないくらい冷酷になれる。
これも人間の業なのかな?
欲に塗れた大人はともかく……
覇権をめぐる争いに巻き込まれた子どもたちの未来がどうなっていくのか。
今後の展開が気になります。
久々にガッツリ読み応えのある本に出会いました!
内容(「BOOK」データベースより)
ウェスタロス大陸の七王国は、長い夏が終わり、冬を迎えようとしていた。狂王エイリスを倒し、ターガリエン家から“鉄の玉座”を奪って以来、バラシオン家、ラニスター家、スターク家ら王国の諸候は、不安定な休戦状態を保ってきた。だが、ロバート王がエダード・スタークを強大な権力を持つ“王の手”に任命してから、状況は一変する。それぞれの家の覇権をめぐり様々な陰謀が渦巻き…。ローカス賞に輝く歴史絵巻、開幕。
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