きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
暗号機エニグマへの挑戦 (新潮文庫)
ジェリコが職務を休業するに至った理由が、
ハードワークによるメンタル疲労に加えて失恋と言うダブルパンチ。
静養中のところを呼び戻され、
復職を余儀なくされた彼の職務内容と元カノの失踪が
微妙にリンクしていって……フィクションとノンフィクションの
絶妙なコラボにミステリー要素が加味され、
ワクワクしながら読み進めていったのですが。
行きついたのが非道極まりない歴史的事実「カチンの森」で、胸が軋みました。
とはいえ、暗号解読に挑むイギリスチームの尽力は読み応えあり。
戦争ならではの理不尽と、
ミステリアスにロマンチックを加味した余韻を残して終幕。
序盤で波に乗り切れず、読み進めるのに時間がかかりましたが、
そこを乗り切った後は一気読み。
再読時には最初から楽しめる気がします。
せっかくなので第二次世界大戦(海外作家)の本棚を追加しました
日本人作家編同様少しずつ増やしていこうと思います。
【ガーディアン必読112/1000冊】
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