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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「父と子」ツルゲーネフ(新潮文庫)



父と子。兄と弟。姉と妹。友人。恋人。主従。
関係性はどうであれ、今ここに在る以上、彼らは時を共有している。
だが、思想までを共有することは難しい。
古い貴族的文化と新しい民主的文化のが入り混じる時代に生きた人々の物語。
暑苦しい程の親世代の愛情や期待と誇り。
それをありがたいものとして受け止めるには子世代はまだ青臭く、
新しい風を取り入れた自論が正義という井の中の蛙感が抜けきっていない。
だが、親たちと生活を共にしていく上で、見えてくるもの、感じるものがある。
出逢いと別れを経て、二人の若者が選択したそれぞれの道。
明暗が分かれてしまった親たちの想いがやるせない。


「香水をふりかけた口髭」
普通にたしなみとしてそういう習慣があったってこと……だよね?
どの程度香る香水だったんだろう?
食事の邪魔にはならない??と、ちょっと気になってみました。
【ガーディアン必読 96/1000】





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