きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「エルハンブルグの天使」 あき((Feelコミックスファンタジー)
【いつか 笑い合うだけでは だめになる日が くるのかもしれない】
ちょっとした嫉妬。
ちょっとした劣等感。
ちょっとした優越感。
積み重ねられたそれらの思いに駆られた心は、本当に大切なものを見誤る。
本当に必要な人を、見失う。
ないものねだりだったのかなーと。
自分にないものを持った相手に対する嫉妬が羨望を上回ったがために崩れてしまったバランス。
ふたりそろってこそ、理想的な統治者であっただろうに。
ないものを補い合ってこそのふたりだっただろうに。
読後の切なさがあとをひく本。
でも大好き。
経過した年数。国の事情、背景。交錯する人々の思い。
一冊に収めるにはあまりにも膨大なそれらが、ストンと胸に落ちてくる。
うまいなーと思った。
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