きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「警視庁アウトサイダー The second act 1」加藤実秋 (角川文庫)
自覚を持って秘密を抱える訳ありバディに、
本人の知らないところで大きな秘密を抱えた新人が加わり、
癖のありすぎるトリオが成立。
新人教育も兼ねながらの事件解決は
相変わらず型破りだけど、
お互いの手腕を知る光輔と架川の連携は見ていて安心する。
その二人の下に配属されたのが直央。
彼女の出自はなんとなく想像できて、
明かされた事実はまさにその通りなんだけど、
だからこそますますその先が気になって、前のめりで読了。
真央に対する光輔や架川の助言が刺さる。
デスヨネー。
でも私、仕事は必要以上に頑張りたくないんだよー。
以前に流行った厚底ブーツ。
それを履いてペデストリアンデッキを疾走していた時、
「すげぇな、あのヒールで走ってるよ」と囁かれたことがありました。
聞こえてるから―!(笑)
幹線に乗り遅れまいと必死に走っていた若かりし頃。
基本的に通勤時にもヒールでダッシュしている毎日だったりします。(笑)←変わってない。
「BOSSY」 (モノクローム・ロマンス文庫)
始まりは割り切ったセックスを楽しむだけの関係。
名前を明かさなかったことには実は大きな意味があった。
相性とマナーが良かったからこその次回の逢瀬。
対話を重ね、名前を知り、仕事を知り。
関係を深め、相手のことを知るほどに、より深い恋に落ちていく。
性格が擦れてないからか、自分の想いに正直なせいか、
互いを想い合う20代後半男子がものっすごく可愛い。
メッセの言葉選びも遊び心があって楽しい。
その反面、社会人としてそれぞれがやりがいを持って取り組んでいる仕事描写は読み応えがあった。
あまくてやさしい恋の物語。
とっても楽しく読了。
【レーベル買い】
このレーベルはホントどの作品も楽しく読めて安心して購入できる。
身内にファンがいるせいか、BTSTシャツがなんだかとっても気になってみた。
「水よ踊れ」岩井圭也( 新潮社)
戦争に、そして政治に翻弄された国、香港。
国案法が施行された時のニュースはいまだに記憶に新しい。
その国に暮らす人々の物語。
一人の少女の死の真相を知るために、交換留学生という立場で香港に渡った和志。
彼がこじ開けた物語は、圧倒的な熱量をもって、訴えかけてくるものがあった。
自分の意志だけではどうにもならない環境に翻弄される人たち。
抗い、阿り、諦め、憤り、誇り、後悔。
様々な想いを抱えながらも、逞しく明日へと命を繋ぐ人たち。
「自由」を奪われた彼等が見出した「自由」を手にするための方策。
彼等の描いた未来に幸あれ。
自分の国が自分が望まない変化を遂げた時、どうするのか?
いくつもの見解が作中で述べられている。
自分に近いもの、理想的なもの、納得できるもの。
それぞれを噛みしめる読後。
「警視庁アウトサイダー3」加藤実秋 (角川文庫)
相当な綱渡りだったけれども。
一人の男の冤罪を晴らすことを諦めなかった二人の男と、
彼らに助力した幾人もの人たちの手によって、
10年前の事件の真相がついに明らかになる。
架川と光輔のバディは年の差があったからこそうまく機能したんだと思う。
ってか。
光輔は架川の人脈に相当助けられたよね。
そこはちゃんと自覚していてほしい。
仕事をうまく進めていくうえで人脈ってとっても大事。
全て解決するかと思ったけど、ラストはまさかの怒涛の展開。
この巻は終わりであり、始まりでもあった。
『The Second』も読まねば。
『インディゴの夜』もそうだったけど、
私にとって加藤さんの作品はドはまりする感じではないけど、
気になってゆるっと読み続けたくなるんだよね。
仕事がパッツンパッツンに詰まっていてあんまり余裕のない現状の読書には丁度いい感じ。
架川さんは悪目立ちするスーツをどこで仕入れてくるんだろう?オーダーメイド?
気になる……
「無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です 」夜光花(キャラ文庫)
タイトル通りの入れ替わり物語。
敵国宰相・リドリー、機転の良さも前向きなのも他人を思いやれるのも好感しかない。
異国で奮闘する彼視点で物語が進むわけだけど、
彼と入れ替わった無能な皇子が今後どうなるのかも気になるし、
今のところリドリーに引っ張られてるような感じのシュルツが今後どう主体的にかかわってくるのかも気になる。
そして何よりリドリーを追いかけてちゃっかり敵国に潜入してきたニックスが一番気になる。
リドリーの望みは本来の自分に戻り、国に帰ること。
だけど、これだけ敵国に貢献しまくって人脈を築いちゃってどんな結末を迎えるのか。
気になりどころ満載で次巻へ。
良いタイミングで読んだなー。
来月続刊出るのよね♡
楽しみ。
「警視庁アウトサイダー2」加藤実秋 (角川文庫)
逸る気持ちも焦る気持ちもわかるけれども。
前のめりに猛進し続ける光輔の姿に、いつ足元を掬われるかと、危なっかしくてハラハラする。
周囲を見て。
独りよがりにならないで。
と思っていたら、彼の敬愛する人からの、最も的確なアドバイス。
ちゃんと届いたかな?
架川は訳あり元マル暴デカ以外の意外な一面が娘さんの登場で垣間見れて、不器用な人なんだなぁ、と。
家庭人として愛情はちゃんとあるのに、うまく伝えられない。
ヤクザ者が大切に大切に持っていた一枚の名刺。
その理由が切ない。
光輔が追い求める真実は次巻で明らかになるのか!?
気になる~
張り切って続刊を入手してきたら、帯がドラマのキャスティング。
うん。
私のイメージと全然違った(笑)
お蕎麦を食べるときの薬味は基本的にはワサビとネギ。
ワサビはつゆの中に溶かないで蕎麦に乗せて箸でつまみます。
温蕎麦に七味は入れるけど、
冷たい蕎麦に七味をふりかけて食べたことはないので、今度やってみたい!
「警視庁アウトサイダー」加藤実秋 (角川文庫)
バディを組んだのは訳あり二人。
エース刑事としての立ち位置を確立するために積み重ねた努力の動機がやるせない、表と裏の顔を併せ持つ光輔。
望まない部署に飛ばされ、周囲と嚙み合わないながらも、マル暴復帰を諦めず、自分スタイルで日々の業務を行う架川。
架川の不器用さが何だか可愛い。(50代のオッサンです。笑)
それぞれが秘密を抱えながらも、彼等が暴きたいものは自分を苦境に陥れることになった真実。
事件を追いながら互いの距離を縮めていく二人に
後ろ暗い諸々を抱えた刑事たちや、二人を監視する同僚が絡み合い、
色々気になりすぎて一気読み。
うわ、続き!と思ったけど、一巻しか積んでなかったんだよねー。
メッチャ続き気になるじゃないですか!入手しないと!
「狼と駆ける大地 月吠えシリーズ5」 (モノクローム・ロマンス文庫)
シリーズ5作目。
舞台はマッドクリーク、そしてアラスカへ。
新キャラに加えて
4作目までのメンバーたちも相変わらずな様子を伺わせてくれつつ、
内容的にはここにきて面白い方向に舵をきってきたなぁ、と感心しながらの読了。
ハスキー犬のティモがびっくり箱みたいな存在だった。
麻々原さんのイラストイメージとぴったり。
そしてジウス。
セントバーナードってそうだよね、という私のイメージ通りの風貌と性格!
共に大きな決断をした
パートナーになりたての二人がこの先どんな関係を築いていくのかとても楽しみ。
ご近所をセントバーナードがお散歩をしていた時期があって。
物おじせずに撫でさせてもらいにいっては
セントバーナードのよだれだらけになっていた10代の思い出。