きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「おまえが望む世界の終わりは」菅野彰(ディアプラス文庫)
気持ちは変わる。
そして、すれ違って壊れてしまった想いが元の形に戻ることはままならない。
傷つき、疲れ切って、後悔して。
そんな時に出逢ったからこそ、新たに育まれる関係がある。
全ては巡りあわせ。
いつ、どんな風に出会うかで、関係は変わる。
大人になりきれない彼らの言葉が痛くて。
彼女の叫びも切なくて。
言いだせない気持ちも、知りたい気持ちも、ぼんやり理解できるから余計に刺さる。
自分の言葉を悔やんで、相手を思って泣ける彼らは、
幸せになれる権利が絶対にある。
世界を終わらせるスイッチではなく、
手探りで模索する明日を求め始めた彼らに幸あれ。
精神状態がローの方にスイッチ入ってたら、しばらくどよーんとなっていたかも。
菅野さんの感性には同調してしまうから危ない。←賛辞です(笑)
傷つかなかったり、傷つけなかったり。
そんなふうにして生きていくことは多分できなくて。
だったらせめて、自分が自分が、と、なって誰かの気持ちを見失わないように
生きていきたいなーと思ってみました。
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