きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「ダミー」水壬楓子(リンクスロマンス)
欲しい時に欲しい言葉をストレートにくれる男子は
三割増しでカッコよく見えます。
あの瞬間の祥吾の言葉には、私もくらっときました。
自分のことが好きになれなくて、諦めることに慣れてしまっていて。
素直に言葉が発せられなくなっていた環。
それでも卑屈にならずに毅然として生きてきたのは彼の強さ。
祥吾と再会して前に進めた環。
素直に泣ける場所ができたことに安堵しました。
故人を想い続ける人生もありだと私は思います。
でも、心が壊れちゃったままなのは痛々しすぎる。
だから、環と再会した篠崎さんも、幸せの一歩を踏み出せるといいな、としみじみ思います。
祥吾の携帯待ち受けの件は、兄弟ドタバタまで含めて微笑ましくてとても好き。
榎本が律を殴れない理由に納得☆
内容(「BOOK」データベースより)
人材派遣会社『エスコート』の調査部に所属する環は、オーナーの榎本から、警備対象の影武者になる仕事を引き受けさせられる。その間、環のボディガードにあたるのは、警視庁のSP・国沢だった。彼とは大学時代の同級生で、かつて環は彼に想いを寄せていた。しかし辛い恋の経験から、それを告げずに彼の前から逃げるように姿を消した環。約十年ぶりに再会し、共に行動する中で環は捨てたはずの国沢への想いを再び募らせていき―。
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