きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「パブリックスクール~檻の中の王~」樋口美紗緒(キャラ文庫)
たった独りの誰かとの出逢いが、こんなにも誰かの世界を変える。
エドと出会ったことで、レイの世界は愛に満ち、そして閉ざされた。
そして、オーランドと出会ったことで、閉鎖された世界は外界に向かって解放される。
外に向かって溢れていく想いが鮮やかに伝わってきて、
それまでの鬱々とした想いが一気に吹き飛んだ。
母の愛情を一身に受けて育ったレイと、
親の愛情を知らぬまま、孤独のなかで育ったエド。
だからエドはレイを拘束しようとし、レイは広い世界へと踏み出すことを選んだ。
客観的な者には互いの想いは伝わってくる。
それこそ、痛いほどに。
当人同士はどうなのかな?
なんだか空まわっている気がしてならないのですが……
続刊展開が楽しみです!
小声でぶっちゃけますが、食事中のセックスはキツイと思うの。
でもそれもエドの歪んだ愛情なのかな?
自分では多分、買わなかった本。
貸して下さったお友達に感謝l。
ありがとうございます!
次巻も楽しみ。
内容(「BOOK」データベースより)
名門貴族の子弟が集う、全寮制パブリックスクール―その頂点に君臨する、全校憧れの監督生で寮代表のエドワード。母を亡くし、父方の実家に引き取られた礼が密かに恋する自慢の義兄だ。気ままで尊大だけれど、幼い頃は可愛がってくれたエドは、礼の入学と同時に冷たく豹変!!「一切誰とも関わるな」と友人を作ることも許さずに!?厳格な伝統と階級に縛られた、身分違いの切ない片恋!!
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