きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「ロイヤル・フェイバリット」ライラ・ペース (モノクローム・ロマンス文庫)
英国皇太子とニュース記者との恋。
じっくり読ませる作品だった。
その恋を公表することで職までも失い、
自由気ままに暮らしてきたこれまでとは
激変した生活を送ることになったベンの苦悩。
セクシャリティの件は公表したものの、
生まれついての王族であることの柵に直面して苦悩するジェイムス。
当人同士にかかわる問題だけではなく、
周囲の人々や国の将来等すべてを俯瞰しながら
二人の最良の在り方を模索する姿に、全力で応援したくなる。
生じた種々の問題を乗り越えての円満な着地に幸せな読後。
三組のカップルに祝福を。
イギリス王室と教会の関係が興味深かった。
常に他人の目を気にしながらの生活は……大変そうで想像もしたくないなぁ。
行きたいときに行きたいところに行って、欲しい時に欲しいものが買えることって
とても幸せなことなんだなぁ、としみじみ思う。
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