きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「ロッセリーニ家の息子 略奪者」岩本薫(ルビー文庫)
「俺たち、お互いを誤解していたんだな」
いや、違う。
キミたち(主にレオ)に足りないのは言葉だよ!と、思わず突っ込み。
誤解以前の問題(笑)
自らの意志の介入しないところでシチリアまでつれてこられた瑛。
意に沿わない処遇を受けながらも、その状態に決して屈しなかった彼が
レオに啖呵切るシーンはすっとしました。(そのあとが散々だったけど)
孤独に身を置いてきたレオは、ずっと見守り続けてきた瑛を決定的に失うことが怖くて、
彼の気持ちを明確にすることが怖くて。
言葉が足りていなかったのかなぁ、と、勝手に解釈。
レオの真意がわからないからこそ、
流されまい、ほだされまい、として足掻く瑛は好感が持てました。
終身契約上等!お幸せに☆
内容(「BOOK」データベースより)
早瀬組組長の息子という出自を隠して暮らしていた瑛は、ある日突然現れたイタリアのマフィアの首領レオナルド・ロッセリーニによって、シチリアに連れ去られてしまう。理由も告げず、貴族の館に軟禁し、束縛しようとするレオナルドの身勝手で理解不能な行動に反発する瑛。しかし、ロッセリーニ家にはかつて自分を捨てた母との思わぬ繋がりがあると知り…!?岩本薫が贈る人気単行本、待望の文庫化!大ボリュームの文庫版限定書き下ろし2編を同時収録。
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