きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「千年の眠り花」沙野風結子 (ダリア文庫)
「寄り添っている相手からは価値観の影響を受けて当たり前」
とは、鷹羽の言。
その通りだと思うから、ズシリと重い。
蒼の変化が悲しかったから。
蒼がその手を血で汚すことになったのは、零飛の傍に在り続けるため。
蒼が踏み込んだ黒社会で愛する人を守るために必要だった決意。
当の零飛は悪趣味に拍車がかかって、ちょっとどうなの!?って言いたいけど、
なんか最後はうっかり絆されそうになってしまった。
零飛は間違いなく蒼の想いを受け取っていたから。
変わるための第一歩を踏み出したから。
とはいえ、そこにたどり着くまでに巻き込まれた人たちはホントに大迷惑だよね。
前作で相性悪いかな?と思った鷹羽の印象は好転。
良いことだ。
それにしても……斎の行方不明を会社(警察)側にどう説明してるんだろう?
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