きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「東の双龍、西の唐獅子」綺月陣 (ガッシュ文庫)
獣シリーズを読んだ後なので、西の極道の笑顔にほっとする。
だけど、修羅を潜り抜けた廉の過去は、底の知れない凄味となって、彼に纏いつく。
西が強烈なだけに、一方の東の極道がとても礼儀正しくてクリーンに見えてしまう不思議。
颯太と廉の偶然……というよりも、必然としか思えない出逢い。
立場や生い立ちの全く関係ない二人の交流に和みながらも、
どうしたって拭えない二人の背後にチラつく特殊な環境の影。
一触即発の危機を回避させた龍が半端なくカッコよかった~。
自分の力の足りなさを自覚している次郎。
一人で完璧じゃなくても、二人で無敵だったらそれでいい。
だからこその「双龍」。
廉と九堂の本質を言い当てた颯太。
廉にとっては至上の言葉だったんだろうなぁ。
亜樹良さんのあとがきヤバイです。
何故廉に携帯拉致られてるの!?じろちゃん!!(笑)
そして、綺月さんのあとがきを噛みしめるように読みました。
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