きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「東の爽碧、西の緋炎」綺月陣 (ガッシュ文庫)
激情に駆られるような激しさは今はなりを潜め、
その安心感と安定感に心穏やかに見ていられる龍一郎と竜城。
九堂の手による死を希う廉が、というよりも、
その言葉を聞かされ続ける九堂がとても不憫。
だけど、この二人は安寧と安定なんて求めてないんだろうなぁ。
刹那の全力が何とも危うく力強い九堂と廉。
そして、まさかの次郎と颯太で私、涙出そうになりました。
颯太が颯太でいられるのは次郎のおかげなんだよなぁ、と、改めて実感。
一番年長なのに一番ヘタレなのが次郎な気がしてならない私ですが、
がんばれー!と、50男ののびしろにエールを送ります。
規格外な人たちと渡り合っていかないといけないわけだからね。
というわけで、シリーズ読了!
最後は西のアクの強さに東が喰われちゃった感じがしないでもないですが。
あんなデンジャラススリリングな毎日は遠慮させていただきたいわ。
東京は平和なわけじゃなくて無関心。
なんだか刺さりました。
いずれまた、彼らに出逢える日を楽しみにしつつ。
ご紹介くださいました読友さんに感謝。
ありがとうございます!
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