きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「毎日晴天!2 子供は止まらない」菅野彰 (キャラ文庫)
きっちりと整えられた襟元。
シャツの下に隠された業。
寂しかっただけなのに。
招いた事態が後に誰にどんな影響を及ぼすのか。
思いめぐらせるには、彼はあまりにも子どもだった。
「他人やから」と。
それが自分の役割だと、
帯刃家のアンバランスさを看過できずに叩き壊した勇太。
生まれながらに一緒だった家族は、いつか離れ離れになっていく。
それを惜しむ真弓の心情が刺さる。
少なからずの別れを繰り返して、人は大人になっていく。
だけど。
一生の宝となる出逢いもある。
そうやって人は「家族」を築いていくんだね。
でも彼らはまだしばらくは一つ屋根の下。
そのことに安堵する。
この巻を読み終わり、そして5巻のタイトルを見て、
こんなに展開早かったんだ~、とちょっとびっくり。
なんかもっとゆっくり進行していたイメージだけど、
10年以上続きが出なかった時期があったからね。
そりゃあ、時間間隔わからなくなるわ(笑)
止まっていた時間が動き出してくれて本当に良かった。
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