きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「毒を喰らわば皿まで ~箱詰めの人魚~」十河
興に乗って第三弾。
国が増えても登場人物が増えても。
骨組みがしっかりしているから、最初から最後まで緻密に構築された
作品世界にどっぷりハマって楽しめる。
いつもの面々の相変わらずな様子ドキドキムフムフ(?)しつつ、
エゴ丸出しの醜悪な我欲に立ち向かった幼子の勇気を褒め称えたい。
これまで他者に選択を強いてきたアンドリムが、逆に選択を迫られるシーンが印象的。
その選択を促すのがヨルガだというところが運命的。
二人の約束の言葉が胸に刺さる。
彼らの物語をもっともっと追いかけたい。
というわけで、続編是非!
それぞれの国があって、それぞれの王がいて、それぞれの文化があって。
ん?
……はい。十二国記を想起。
結局、表立っては表れてこない細部まで作りこまれた世界観の上に成り立ってる話が
おもしろくないわけがないのだ!と、改めて納得。
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