きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「獅子は獲物に手懐けられる」榎田尤利(シャイノベルズ)
耐えるしかなかった理不尽な仕打ち。
家族を守るつもりで耐え続け、その結果が母の死だったのだとしたら、
それはあまりにも残酷で悲しい。
何故泥沼から抜け出そうとしない?と問いかけることは簡単だけれども。
当事者にしかわからない柵と鬱屈がある。
差し伸べた手を拒絶されても、千秋のことを諦めなかった真。
どん底まで落とされかけ、爆発した千昭を繋ぎとめた真の叫び。
長い間の孤独と絶望が痛いほど伝わってきた千昭だからこそ、
自由で鷹揚な真と出逢えてよかったと、心から思う。
リスタートの人生はここから。幸せになってほしい。
志水さんの描くシンが半端なくかっこよかったです!
ゴロゴロ喉を鳴らして甘えるライオン……素敵☆
内容(「BOOK」データベースより)
「他の男を気にしてる場合か?俺だけ見て…俺だけ感じていろ」呼吸器内科の医師である鶉井千昭は、ある夜、自宅で突然見知らぬ男に襲われた。それが会員制デートクラブ『Pet Lovers』のライオン、蔵王寺真との出会いだった。足首に見えない鎖を繋がれている千昭と、金で愛を売る不遜なライオン、真。千昭の義兄の企みの下、不本意な出会いを果たしたふたりだが、いつしか強く惹かれあうようになる。しかし、ある過去が千昭を苦しめ…究極のビースト・ラブ。
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