きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「薔薇の血族」夜光花(SHY NOVELS)
「修羅の道」
最後の頁まで読み切って、その言葉の持つ重さにゾクリとする。
対峙しなければならない強大な敵。
見えない裏切り者の存在。
驚くべき出生の秘密。
と、問題は山積。
薔薇騎士の総帥には興味がない。それが、啓の本音。
だが、自分と価値観の違う人を認められない者はどこの世界にもいる。
不死者との戦いだけでも大変なのに、
話の通じない権力欲に凝り固まった人間に足をひっぱられるのはやりきれない。
レヴィンとラウルの間で惑う啓。
二人に惹かれる。でも、それが愛情かどうかはわからない。
自分の気持ちに正直なところはとても好ましいけれども、
こっちはなんだかとってもやきもきします。
どちらと想いを寄り添わせるのか。
気になりすぎて最終巻に手を伸ばしたい衝動に駆られますが、そこはぐっと我慢。
大人しく次巻にいきます。
内容(「BOOK」データベースより)
十八歳になった夏、自分の運命を知った高校生の相馬啓は、一見平穏な日々を送っていた。けれど、敵の存在がある限り、薔薇騎士である啓の未来には闘いが待っていた。薔薇騎士のそばには、常に守護者の存在がある。守る者と、守られる者。両者は惹かれ合うことが運命づけられていた。啓には父親の元守護者であり、幼い頃から自分を守り続けてくれたレヴィンに、新たな守護者であるラウルという、ふたりの守護者がいる。冷静なレヴィンに、情熱のラウル。惹かれ合うこの感情は恋なのか、それとも…薔薇を持つ男たちの運命は複雑に絡み合い―。
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