きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「隷属の定理」沙野風結子 (ディアプラス文庫)
主役の二人以上の存在感を放った式見槐、マジ天使!
狂気を宿した乃木と対峙して圧倒的に打ち負かしたその姿に惚れ惚れする。
暴力じゃなくても、人を屈服させることってできるのよね。
そしてうっかり本業を忘れてしまうくらい、式見のボディーガードが板についた貞野。
チラチラと垣間見せる嫉妬心がまた良き。
前作のタイトルへと見事につながった本作は、
一人では生きることがままならなかった二人が、
強烈な破壊を経て見事な再生を果たす物語。
乃木がいい意味で想像を裏切ってくれたかな。
オラオラかと思ったけど、メンタルは一番繊細だった。
特典ペーパー。
タイトルから私が想像したのとはちょっと違って、
とても穏やかな空気感が醸し出された作品だった。
だって、4人っていうから……ごめんなさい。(笑)
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