きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「SF作家は担当編集者の夢を見るか 毎日晴天!17」菅野彰(キャラ文庫)
閉じこもっていたとても小さな世界の中から、
ようやく周囲に広がる「世間」の存在に気付いた秀。
一人で生きてきた彼が、大河と出会い、勇太と出会い、
今は決して一人ではないのだと気付けたことが尊い。
1巻から17巻までを一気に読んで、
まさかここで一番最初に投げかけられたことに対する答えを見出す秀に出会えるとは思っていなくて感無量。
大河と秀にとってはここのタイミングで公私を分けることがプラスに作用したんだね。
めでたく成人式を迎えた子どもたちには、頼もしさしかない。
この先何があろうとも、ここで培った絆はきっと壊れない。
1巻を手にしてから20年。
再読の醍醐味を味わった気がする。
この巻の表紙がとても好き。
当然ながら中の挿絵もとても良かったんだけど、一番最後の挿絵に泣きそうになった。
私が挿絵に言及することってとても珍しいんだよ。
そのくらいぐっときた。
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