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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「きみは僕に愛を突き刺す 上巻」紅井彩乃(SBBC)



アイクの父が普通の一般人であったら、彼らの未来は違ったのだろうか?
地位。身分。立場。
同性というだけでもハンディがあるのに、
親の介入によって引き裂かれた恋人たち。
結果、彼らの身に降りかかった悲劇。
「父でなく、母でなく、あなたの名を」
アイクの母がデニスにそう伝えたシーンから泣きっぱなしで、
大統領が墓前で懺悔する所で涙がピーク。
今さら!という思いと、それでも二人の関係をちゃんと認めてくれたのね!という思いと。
どっちにしたって時すでに遅しなんだけど。
銃口を喉元に突きつけたデニスの笑顔が果てしなく切ない。
たとえ、苦しくとも。
生きてほしいと、願ってやまない。

涙だけにはとどまらず、鼻水までズルズルで、
ティッシュボックス引き寄せながら泣いちゃいました。
何度目の再読かわからないのに。
初読が旧版の1994年って、相当前ですね~(笑)
名作です。


内容紹介

19の年、デニスはアイザックと出会った。二人は惹かれあい、直ぐに恋に落ちる。だが、ひたむきな愛情を寄せるアイザックの心を、デニスは信じきれないでいた。辛い過去がデニスを臆病にしていたのだ。怯え、混乱する心。そんなデニスの許へアイザックの父ジョーゼフが、やって来た。「…息子と、別れてくれないだろうか」「きみは僕に愛を突き刺す 上」のデニスとアイザック、ふたりの出会いの物語!

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