凄味の出てきた百目鬼の覚悟がヒリヒリと伝わってきて、
逆に矢代の揺らぎが手に取るようにわかる。
治まらない熱。
見られたくない。触れられたい。守りたい。汚したい。
両極で揺れ動く感情と真摯に向き合うには、
寝首をかかれかねない現状が殺伐としすぎていてままならない。
あまりにも閉塞的で息苦しい世界で生きる男たちは、
眩暈がするほど生き急いでいる。
平田の心情はやっぱり嫉妬……なんだろうなぁ。それから焦り。
竜崎と七原のこれからもとても気になる。
危なっかしい彼らの綱渡りを、三角さんがきっちり収めてくれることを願いたい。
影山の鈍さはもはやあっぱれ。(笑)
巻末の描き下しで気持ちがちょっと和みました。
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