ものすごく良かった。
平安絵巻のようなBL……とカテゴライズしちゃうのはもったいないかな。
枠をとっぱらって読んでもらいたい作品。
静かに静かに語られるオムニバス形式の物語の中に
ものすごくたくさんの想いが凝縮されていて。
最後はただ涙。
こういう人生もあるんだなーと。
うう。切ない。
刻み付けたのはどちらなのか。
心を囚われたのは誰?
扉一枚を隔てた逢瀬。時が過ぎても褪せぬ想い。
読み返すほどに泣けてくる良作。
そもそもが時代物に苦手意識があるので
自分では手に取ることはなかったと思うお借り本。
だけど、読めて本当に良かった。
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