きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「好きって言いたい」安西リカ(キャラ文庫)
読み終わってからタイトルを改めて見て、
作品内容にぴったりのストレートなタイトルだと思う。
過去の経験値は時に人を臆病にもする。
過去に傷ついた思い出が、和泉が自分が言いたいことを口にすることの邪魔をする。
一方、双子の兄にコンプレックスを持つ真二は、自分の振る舞いに自信を持てずにいた。
そんな二人の、一目惚れからはじまった恋愛模様。
付き合うまでも付き合ってからも、誠実で愛情あふれていて、とても好感が持てる。
正直、真一の性格はどうかと思うけど、指輪の件はグッジョブ。
真一のコンプレックスが垣間見えた瞬間、ちょっと可愛く思えたのは内緒。
既刊全部集めたはいいけど、何から読むか決めかねた結果、
デビュー作を手に取ってみました。
届いたばかりの新刊を読むのはなんか違う、と思った理由はなだろう?(笑)
作品内容にぴったりのストレートなタイトルだと思う。
過去の経験値は時に人を臆病にもする。
過去に傷ついた思い出が、和泉が自分が言いたいことを口にすることの邪魔をする。
一方、双子の兄にコンプレックスを持つ真二は、自分の振る舞いに自信を持てずにいた。
そんな二人の、一目惚れからはじまった恋愛模様。
付き合うまでも付き合ってからも、誠実で愛情あふれていて、とても好感が持てる。
正直、真一の性格はどうかと思うけど、指輪の件はグッジョブ。
真一のコンプレックスが垣間見えた瞬間、ちょっと可愛く思えたのは内緒。
既刊全部集めたはいいけど、何から読むか決めかねた結果、
デビュー作を手に取ってみました。
届いたばかりの新刊を読むのはなんか違う、と思った理由はなだろう?(笑)
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「永い言い訳」西川美和
傍にいることが当たり前だった家族を突然亡くしてしまったら。
あなたはどうしますか?
遺された者たちは、悲嘆に暮れながらも、日々の生活を営んでいかなければいけないのだ。
幸夫は大宮家の人々と共に過ごすことで、人として欠けていたもの取り戻し、
大宮家は幸夫に生活をサポートしてもらうことで、どうにか成り立っていた。
そうやって日々を過ごし、それぞれが心の奥底に封じ込めていた想いを吐き出せた時。
その場で藻掻いていた彼らがやっと前に進めるたように思える。
喪失の痛みは消えない。
その上での明日だって捨てたもんじゃない。
そう思わせてくれる作品だった。
泣くことだけが哀しみの表現じゃない。
泣かないからって哀しいわけじゃない。
泣けないこともあるのだと。
身をもってっ知っている。
だからこそ、思う。
真平も幸夫も。
泣くことができてよかった。
あなたはどうしますか?
遺された者たちは、悲嘆に暮れながらも、日々の生活を営んでいかなければいけないのだ。
幸夫は大宮家の人々と共に過ごすことで、人として欠けていたもの取り戻し、
大宮家は幸夫に生活をサポートしてもらうことで、どうにか成り立っていた。
そうやって日々を過ごし、それぞれが心の奥底に封じ込めていた想いを吐き出せた時。
その場で藻掻いていた彼らがやっと前に進めるたように思える。
喪失の痛みは消えない。
その上での明日だって捨てたもんじゃない。
そう思わせてくれる作品だった。
泣くことだけが哀しみの表現じゃない。
泣かないからって哀しいわけじゃない。
泣けないこともあるのだと。
身をもってっ知っている。
だからこそ、思う。
真平も幸夫も。
泣くことができてよかった。
「甘い嘘」安西リカ(キャラ文庫)
基本的に「言いたいことがあるならはっきり言えば?」と思ってしまうタイプなんだけど。
今回はそれぞれが抱えた事情を考えてみれば、「そりゃあ、言えないよね」と、思ってしまう。
言ってしまった結果、関係性が壊れるのが怖い。失うのが怖い。
なんかその気持ち、わかるなーと。
お互いがお互いを好きって想いあっているのにね。
状況的には両片想い。
それを超両想い(この言葉可愛い)に持って行くのに、自分たちの気付きがあって、自覚があって。
自分たちの努力でちゃんとそこまで辿りつけて本当に良かった。
遠藤さんにも良き出会いがありますように。
白石。
めっちゃ馴染みのある地名が作中に出てきたのがとっても嬉しい。
新幹線の駅から近いってあの辺り?と、思い浮かべてしまう。
でも安西さん、(確か)東北在住じゃないよね?
増々嬉しい。
今回はそれぞれが抱えた事情を考えてみれば、「そりゃあ、言えないよね」と、思ってしまう。
言ってしまった結果、関係性が壊れるのが怖い。失うのが怖い。
なんかその気持ち、わかるなーと。
お互いがお互いを好きって想いあっているのにね。
状況的には両片想い。
それを超両想い(この言葉可愛い)に持って行くのに、自分たちの気付きがあって、自覚があって。
自分たちの努力でちゃんとそこまで辿りつけて本当に良かった。
遠藤さんにも良き出会いがありますように。
白石。
めっちゃ馴染みのある地名が作中に出てきたのがとっても嬉しい。
新幹線の駅から近いってあの辺り?と、思い浮かべてしまう。
でも安西さん、(確か)東北在住じゃないよね?
増々嬉しい。
「無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です (5)」夜光花 (キャラ文庫)
もはや敵国の宰相というよりは自国の皇太子としての在り様がすっかり様になっているリドリー。
そもそもは自分の命を守るため、というところから始まった皇帝との対峙。
他にすることあるんじゃね?と言いたくなるくらい
リドリーを廃することに躍起になっている皇帝。
ガチ対決かと思ったけど、まさかの展開。
結果だけをみれば、マッドは良い仕事をしたと思う。
内政、外交、婚約、陰謀、等々、盛りだくさんに展開していく中、
後半、唐突に濡れ場に突入して、え、なんで?と思ったけど、これBLだった。(笑)
最終的に3Pもありなのかな?予測が全くつかない。
あとがきで夜光さんも言ってたけど、
駄目な子ベルナールがいないと確かに物足りない。
そして私的には竜不足。
もっとフレイに会いたかった。次巻に期待!
そもそもは自分の命を守るため、というところから始まった皇帝との対峙。
他にすることあるんじゃね?と言いたくなるくらい
リドリーを廃することに躍起になっている皇帝。
ガチ対決かと思ったけど、まさかの展開。
結果だけをみれば、マッドは良い仕事をしたと思う。
内政、外交、婚約、陰謀、等々、盛りだくさんに展開していく中、
後半、唐突に濡れ場に突入して、え、なんで?と思ったけど、これBLだった。(笑)
最終的に3Pもありなのかな?予測が全くつかない。
あとがきで夜光さんも言ってたけど、
駄目な子ベルナールがいないと確かに物足りない。
そして私的には竜不足。
もっとフレイに会いたかった。次巻に期待!
「新装版 ジブリパーク公式ガイドブック」徳間書店
遊びに行く前に予習。
一日ではとても全部回り切れないことはわかっているので、
行きたい場所は事前に絞り込み。
でも、予習する前に「どこに行きたい?」と聞かれて「ハウルのお城」と即答。
実際に行った友だちから写真を見せてもらった時の完成度の高さに
「おお!」と思ったのが一番の理由。
そして、木村さんがハウルだから。(笑)
あとは「大倉庫」。
この二つは絶対に足を運びたい。
宮崎吾郎氏や宮崎駿氏のインタビューを読んでジブリパークの成り立ちに思いを馳せ、
ガイドブックにちりばめられたジブリ世界を眺めながらワクワク感を募らせる。
復習のつもりで「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」「借りぐらしのアリエッティ」を
立て続けに観て、今更ながらどの作品にも神木くんが出ていたことに驚く。
マルクル役だったことも坊役だったことも、観てたのに知らなかったよ。
私がジブリ作品で一番好きなのは「風の谷のナウシカ」次点が「天空の城ラピュタ」。
これは揺らがないだろうなぁ。
一日ではとても全部回り切れないことはわかっているので、
行きたい場所は事前に絞り込み。
でも、予習する前に「どこに行きたい?」と聞かれて「ハウルのお城」と即答。
実際に行った友だちから写真を見せてもらった時の完成度の高さに
「おお!」と思ったのが一番の理由。
そして、木村さんがハウルだから。(笑)
あとは「大倉庫」。
この二つは絶対に足を運びたい。
宮崎吾郎氏や宮崎駿氏のインタビューを読んでジブリパークの成り立ちに思いを馳せ、
ガイドブックにちりばめられたジブリ世界を眺めながらワクワク感を募らせる。
復習のつもりで「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」「借りぐらしのアリエッティ」を
立て続けに観て、今更ながらどの作品にも神木くんが出ていたことに驚く。
マルクル役だったことも坊役だったことも、観てたのに知らなかったよ。
私がジブリ作品で一番好きなのは「風の谷のナウシカ」次点が「天空の城ラピュタ」。
これは揺らがないだろうなぁ。
「きみがぼくを見つけた日 下」ニッフェネガー(ランダムハウス講談社)
上巻はロマンチックに浸ってワクワクしながら読み進め、
その気分のまま突入した下巻では、一転して泣きながら読了。
まさかこんな展開になるとは。
時空の旅を繰り返し続けたヘンリーと彼を待ち続けたクレアの純愛。
突っ込みどころには目を瞑るのが作品世界に浸るコツ。
ってか、そんなこと気にならないくらい一気読み。
途中からドキドキしっぱなしだった。
著者の手元には時系列に出来事を綴った綿密な年表があったはずで、それ見てみたかったなぁ。
と思って気付く。自分で作ることも可能か。
もう一度彼らの軌跡を追いながらそれを作るのも楽しいかもしれない。
【ガーディアン必読123-2/1000冊】
結末がわかるような帯は超絶不要だと思っているので、
(ゴミって言ってもいい)
この本の帯を読んでしまった瞬間、記憶から消去したかった。
もーー!
ガーディアン選書でなければ絶対に手に取らなかったと思う。
こういう出会いがあるから、このイベントに参加させてもらっていて良かったと思うのです。
ありがとうございます。
その気分のまま突入した下巻では、一転して泣きながら読了。
まさかこんな展開になるとは。
時空の旅を繰り返し続けたヘンリーと彼を待ち続けたクレアの純愛。
突っ込みどころには目を瞑るのが作品世界に浸るコツ。
ってか、そんなこと気にならないくらい一気読み。
途中からドキドキしっぱなしだった。
著者の手元には時系列に出来事を綴った綿密な年表があったはずで、それ見てみたかったなぁ。
と思って気付く。自分で作ることも可能か。
もう一度彼らの軌跡を追いながらそれを作るのも楽しいかもしれない。
【ガーディアン必読123-2/1000冊】
結末がわかるような帯は超絶不要だと思っているので、
(ゴミって言ってもいい)
この本の帯を読んでしまった瞬間、記憶から消去したかった。
もーー!
ガーディアン選書でなければ絶対に手に取らなかったと思う。
こういう出会いがあるから、このイベントに参加させてもらっていて良かったと思うのです。
ありがとうございます。
「LOVEY DOVEY」天禅桃子(drapコミックス)
安定の天禅さん。
めっちゃ良かった♡
親友の弟・睦巳とルームシェアすることになったイチカ。
二人の距離の詰め方、というか、関係性の変化が胸キュン(これ死語?まだ大丈夫??)
すぎて超最高。(←語彙……)
そして、黒猫に例えた睦巳の変化がとても可愛かった。
ハイスペック男子の黒猫囲い込み作戦は大成功。(笑)
こんな相思相愛、幸せだよね。
「奪ったつもりが全部奪われた」
恋に落ちた自覚ありありで良き。
特典小冊子も幸せ満載。
「LOVE DOVEY」の意味がわからなくて、調べて納得。
続編出ないかなー。
出て欲しい。(願望)
天禅さんはコンプ作家さん。
でも、こっちのアカウントではレビューゼロなことに今更ながら気づいてみました。
少しずつレビューをあげていきたいと思います。
めっちゃ良かった♡
親友の弟・睦巳とルームシェアすることになったイチカ。
二人の距離の詰め方、というか、関係性の変化が胸キュン(これ死語?まだ大丈夫??)
すぎて超最高。(←語彙……)
そして、黒猫に例えた睦巳の変化がとても可愛かった。
ハイスペック男子の黒猫囲い込み作戦は大成功。(笑)
こんな相思相愛、幸せだよね。
「奪ったつもりが全部奪われた」
恋に落ちた自覚ありありで良き。
特典小冊子も幸せ満載。
「LOVE DOVEY」の意味がわからなくて、調べて納得。
続編出ないかなー。
出て欲しい。(願望)
天禅さんはコンプ作家さん。
でも、こっちのアカウントではレビューゼロなことに今更ながら気づいてみました。
少しずつレビューをあげていきたいと思います。
「孤塁 双葉郡消防士たちの3・11」吉田千亜(岩波書店)
記憶は風化する。
だから、時にこうして振り返らないといけない。
あの時、リアルに震災に直面した者として。
本書で語られる双葉郡の消防士たちの3.11。
最前線の現場で働く人たちにまったく伝わらないリアルタイムな情報。
こんなことが起こらないように政府は伝達手段をきちんと整備するべきだし、
彼らの命を守ることを考えなければいけない。
「特攻」なんて言葉を現場の人たちに言わせる現状ってどうなってるの?
そして、「原発は過酷事故には至らない」と言い切った明確な根拠はなんだったのだろう?
「安全神話ではない。安全願望なのです」
この言葉、一生忘れないと思う。
双葉郡には未だに立ち入り禁止区域はあるし、
状況によっては福島原発近辺には荷物を運んでもらえなかったりする。
14年経っても。
被災者でありつつ、救助する側でもあった彼らに心から謝意を。
久々に胸が重くなる震災関連本を読んだ。
だから、時にこうして振り返らないといけない。
あの時、リアルに震災に直面した者として。
本書で語られる双葉郡の消防士たちの3.11。
最前線の現場で働く人たちにまったく伝わらないリアルタイムな情報。
こんなことが起こらないように政府は伝達手段をきちんと整備するべきだし、
彼らの命を守ることを考えなければいけない。
「特攻」なんて言葉を現場の人たちに言わせる現状ってどうなってるの?
そして、「原発は過酷事故には至らない」と言い切った明確な根拠はなんだったのだろう?
「安全神話ではない。安全願望なのです」
この言葉、一生忘れないと思う。
双葉郡には未だに立ち入り禁止区域はあるし、
状況によっては福島原発近辺には荷物を運んでもらえなかったりする。
14年経っても。
被災者でありつつ、救助する側でもあった彼らに心から謝意を。
久々に胸が重くなる震災関連本を読んだ。
「きみがぼくを見つけた日 下」ニッフェネガー(ランダムハウス講談社)
なんともロマンチックな作品。
タイムトラベルを繰り返す男が、時空を超えて過去の恋人の元へと飛ばされてくる。
繰り返し、何度も。
彼女は6歳の時から未来の恋人の姿を目の当たりにし、
20歳になった時に現実の時間軸の中で彼に出会う。
互いに対する愛情が交わし合う言葉や
不在の相手に馳せる想いなかにちりばめられていて
やさしい気持ちになれる。
一方でタイムトラベルのシビアな面(真っ裸で飛ばされる)や、それにどう対処するかが(窃盗)きっちり描かれているところがおもしろい。
過去と現在を行ったり来たりしつつも混乱することなく、
着地点がまったくわからない興味深さを抱えたまま次巻へ。
【ガーディアン必読123-1/1000冊】
途中で気になったことがあって、読了後に調べて見たら、
日本はティッシュの消費量が世界一という統計に行き当たり、納得。
どれだけ使っているかと言うと、消費量世界二位のアメリカの三倍。
ウチの社内を考えてみると、個人の机の引き出しや机の上にティッシュボックスを置いてる人
半数はいるかな?(多いか少ないかは他社と比較したことがないのでわからない)
で、ありがたいことに会社経費で購入してくれています。
タイムトラベルを繰り返す男が、時空を超えて過去の恋人の元へと飛ばされてくる。
繰り返し、何度も。
彼女は6歳の時から未来の恋人の姿を目の当たりにし、
20歳になった時に現実の時間軸の中で彼に出会う。
互いに対する愛情が交わし合う言葉や
不在の相手に馳せる想いなかにちりばめられていて
やさしい気持ちになれる。
一方でタイムトラベルのシビアな面(真っ裸で飛ばされる)や、それにどう対処するかが(窃盗)きっちり描かれているところがおもしろい。
過去と現在を行ったり来たりしつつも混乱することなく、
着地点がまったくわからない興味深さを抱えたまま次巻へ。
【ガーディアン必読123-1/1000冊】
途中で気になったことがあって、読了後に調べて見たら、
日本はティッシュの消費量が世界一という統計に行き当たり、納得。
どれだけ使っているかと言うと、消費量世界二位のアメリカの三倍。
ウチの社内を考えてみると、個人の机の引き出しや机の上にティッシュボックスを置いてる人
半数はいるかな?(多いか少ないかは他社と比較したことがないのでわからない)
で、ありがたいことに会社経費で購入してくれています。