忍者ブログ

きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「第九代ウェルグレイヴ男爵の捜査録」エマ・ジェイムソン (ハーパーBOOKS)



この本、表紙のインパクトだけで勝ち組だと思う。
目があったらじっと見ちゃう。
そこに置いてあったら目線がいっちゃう。
で、とても気になる。
表紙のダンディな警視正は確かに風変りではあったけれども、
しっかり地に足の着いた人でした。
事件そのものはちゃんと筋道立てて読ませてくれるけど、
事件からちょっと外れたところでは突っ込みどころ満載。
そして、その突っ込みどころが
面白いスパイスになっている気がします。
バハールくん、良いキャラしてるわ。
色々抱えながらもまっすぐに育っている子どもたちの姿に
ほんわり和んで読了。


クズな上司ジャクソンを公衆の面前でやりこめるケイトの言葉は、
「能無し」までが許容範囲。
その先は場所をちょっと考えようか。
とはいえ、ジャクソンも同レベルなので、どっちもどっち。
こんな応酬をしないといけない職場、ヤだわ~。
あの手の発言は笑って流せるところまででSTOPなのです。
その先はどっちサイドもアウト☆
読友さんからの感謝のプレゼント本。
ありがとう!

拍手

PR

「殺人者は隣で眠る」サンドラ・ブラウン(集英社文庫)



え?あとちょっと!あとちょっとでいいから、その先が読みたいのよ~~!!
と、心の中で絶叫して読了。
最初から最後まで面白かった。
誰が敵なのか?頼れる味方は誰なのか?
緊迫した状況が続く中、主人公カップルだけではなく、
何組かのラブ・ストーリーも展開される物語。
亡き夫、エディ。
そして、オナーの人生に強制的に割り込んできたコバーン。
彼女の二人の男との向き合い方と恋愛の仕方、素敵だわ。
そんなオナーの亡夫が残したメッセージの場所と意味にもぐっときました。
そして、愛娘のエミリーがとても可愛い。
ラスト。
その先に続くシーンを思い描くことは、とても容易だけれども。
だからこそ、彼女の文章で読みたかった!

読友さんからのプレゼント本。
海外ロマンスは胸毛がデフォだということは理解しました(笑)。
事あるごとに言ってるけど、自分の意思で行動して戦える女子は眩しいです。
とっても楽しく読了です。
ありがとうございました!
続きを妄想しながら寝たら、夢で見れるかしら?←わりと本気。


内容(「BOOK」データベースより)

庭に倒れていた男を助けたオナー。しかし、男は前夜起きた大量殺人事件の容疑者だった。彼がオナー母娘の家に来たのは、オナーの亡き警察官の夫が残した“何か”を手に入れるため。が、それは見つからず、男は追っ手をかわすため母娘に一緒に逃げるよう強要する。途上オナーは、夫の親友や義父と裏社会との繋がりをほのめかされ…。男の正体は?NYタイムズ紙No.1ベストセラー作家、待望の新刊。

拍手

「誘惑の天使」ジョアン・ロス(MIRA文庫)



施設で育った二人の少年。
大人になり、諜報員と医師へと道が分かれても、家族のように慕いあう二人。
国内が混乱に陥っている因縁のある国への潜入は、囚われた親友を助けるため。
残虐な将軍が自分を殺そうと待ち受けていることがわかっているのに……と。
ここだけ抜き出すとハードボイルドな展開かと思いきや、
そこに「天使」という要素が加わると、素敵なロマンス小説になります。
意志が強くて、まっすぐで、美しく聡明なレイチェル。
彼女もまた、過去や自分自身の存在そのものに大きな秘密を抱えていた。
そんレイチェルとジェイドのラブロマンス。
頑ななジェイドの気持ちが、だんだんとレイチェルに傾いていく様がとても良かった。

一言苦言を呈すなら☆
服をビリビリに破くのはダメだと思うの。
脳内でハードボイルド展開を想像して、あ、ロマンスだとそっちにいくのねーと
分析している自分が面白かった。(笑)
読友さんからのプレゼント本。
楽しく読了しました。
ありがとうございます。

内容(「BOOK」データベースより)

凍えるほど寒いある冬の日、両親に捨てられ施設で暮らす少年ジェイドは、施設裏の湖に誤って落ちてしまった。息もできず薄れゆく意識の中で少年が見たのは、天使のような女性の幻覚。そして目覚めたとき、どういうわけか彼は助かっていて、医務室に横たわっていた。あれから20年近く経ち、諜報員となって暗躍するジェイドは今、大切な友人を助けるため人生で最も危険な任務に就こうとしていた。そんな彼の前に現れたのは風変わりな修道女。彼が気づくはずなかった―彼女が遠いあの日の天使と瓜二つなことにも、彼女の正体にも。

拍手

「あなたに会えたから」キャサリン・アンダーソン(二見文庫)



失語症という障害を負いながらも、
誰かに寄りかかることなく、自立して生きていくことを望み、
背伸びせず、自分にできることを丁寧に積み重ねるローラ。
健常な私も、彼女の生きる姿勢からは学ぶところがたくさんある。
そんな彼女の雇用主であるアイザイア。
人となりを知るにつれ、お互いに惹かれあっていく過程は微笑ましいものだったし、
アイザイアの告白はとても素敵だった。
彼のやさしさとおおらかさはもちろん申し分ないんだけど、
つまみ食いしたり、ミートボールで窒息しかけるところがなんだかとっても可愛い。
初夜が上手くいかなかったあとのローラの努力は称賛に値すると思います。
ふんわりやさしいお話でした。

「キッチンにいるとき、きみはただ料理をしているわけじゃない。
 贈り物を用意してくれてるんだ」
そんなアイザイアの言葉を受けての、
「キッチンにいるとき、ローラは料理を食べてくれる相手のことを考えている」
この件を読みながら、ああ、なんだか私、惰性で料理してる感あるわー、と、
反省しました。
さすがにね。
毎回毎回全力では無理でも、時々は贈り物みたいなお料理できればいいなぁ。


内容(「BOOK」データベースより)

仕事に生き、恋や結婚とは縁遠い人生を送ってきた獣医のアイザイア。そんな彼がある日出会ったのは、ローラ。五年前の事故がもとで失語症となり、キャリアを失ってしまった女性だった。クリニックで動物を世話するスタッフとして働きはじめた彼女は、困難にも負けず、ひたむきに仕事をこなしてゆく。やがて、ふたりはお互いを強く意識しあうようになるが、なぜか次々と、ローラの周囲で不穏な事故が起こりはじめる…。全米ベストセラーのハートウォーミング・ロマンス。

拍手

「ダイヤモンドの海」リンダ・ハワード(MIRA文庫)



星空の美しい夜に、海で瀕死の男・ケルに出会ったレイチェル。
彼を匿ったレイチェルの思慮深くて理知的な行動は、
彼女自身の過去の経験からくるものだった。
彼女の抱える過去がとても哀しい。
でも、その過去を乗り越えて恋をすることができるのは素敵なこと。
レイチェルの献身的な看護を受けながら、次第に彼女に惹かれていくケル。
だが、ケルもまた、自らの心を傷つける過去を持ちっていた。
その過去の経験からレイチェルを傷つけたくない一心で、
彼女に対する想いを封じようとするけれども。
レイチェルだからこそ、ケルと共に歩んでいける。
それに気付けて良かったね、ケル(笑)

ジェーンとグラントのその後が垣間見れたのが良かった。
それにしても、ジェーンが絡むとなんて賑やかになるんだろう(笑)


内容(「BOOK」データベースより)

海岸で砕ける波がダイヤモンドのように輝く小さな湾は、レイチェルが住む古い屋敷を優しく包み込んでいる。都会で取材記者として働き、危険と隣り合わせだった日々が、今はもう遠い昔に思える。非業の死を遂げた夫の顔も、おぼろになりつつあった。そんな平穏で静かな生活に、ある夏の暑い夜、思いがけない同居人が加わった。星明かりの下を歩いていたレイチェルは、海に漂う人影を見つけ、必死に波をかき分け助けあげた。男は全裸で、肩には銃創が…。人は理由なく撃たれたりしない。犯罪者?麻薬の売人?テロリスト?さまざまな想像が頭を駆けめぐったが、なぜか警察に連絡する気になれず、まるでかくまうように、彼女は一人暮らしの家に彼を運び込んだ。

拍手

「炎のコスタリカ」リンダ・ハワード(MIRA文庫)



ヒロインのジェーンが半端なくキュート!
生命力あふれる可愛らしさにやられました。私が(笑)
囚われの身でありながら、密かに食糧を準備して逃亡の機会を伺い、
ジャングルの中を傷だらけになりながら不満も言わずに歩き続ける強さ。
暗闇が怖くて心細さにグラントに縋る仕草。
グラントを守ろうと懸命に奮闘する姿。
そしてラスト、グラントを手に入れるために、
彼を待つのではなく、追いかけさせたしたたかさ。
そこに不安と淋しさが透けるところがまた可愛らしい……どうしよう。
ヒーローにきゅんきゅんするつもりがヒロイン大絶賛。
ジェーンとグラントの体格差がなんだかツボでした。

読友さんのレビューに惹かれて内容見てみたら
この設定、あたし好きそう!と思って手に取ってみたわけですが。
間違っていませんでした(笑)
とってつけたようになってしまいますが。
グラントも大変オトコマエだったんですよ?
続編も読んでみたいなぁ。


内容(「BOOK」データベースより)

国家機密をめぐるスパイ事件に巻き込まれた富豪の娘ジェーンは、コスタリカの有力者トゥレゴによってジャングルの奥地に監禁されていた。トゥレゴお気に入りの女を演じて信頼を得たのも、すべて今夜の脱出計画のため。逃亡用の食糧も準備万端。一方、ジェーンの救出を依頼された元謀報員グラントは彼女の計画などいざ知らず、木陰から様子をうかがっていた。わざわざこんな密林を抜けてやってきたのに、問題の娘は楽しそうにはしゃいでいるではないか。灼熱のジャングルで激しい恋の火花が散る!リンダ・ハワード不朽の名作。

拍手

  

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 5 6 7 8
11 12 13 15 16
18 19 21 23
24 25 26 27 28 29 30

フリーエリア

プロフィール

HN:
みやこ
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

P R

Copyright ©  -- きままに読書★ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / material by DragonArtz Desighns / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]