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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「デルフィニア戦記10 憂愁の妃将軍」茅田砂胡(C・NOVELS)



トンチキな魔導師の策略によって、囚われの身となったウォル。
彼を救う為に自分にできることを懸命に模索するデルフィニアの人々。
場所は違えど、一致団結して同じ意思を共有しているところが心強い。
戦火の中にあって、想いを伝え合うバルロとロザモンド。
このシーンは決意と悲壮感が漂っててキリキリする。
処刑の日を前に冷静に体調を整えようとするウォルの姿に思わず拳を握りました。
リィのオーロンへの意趣返しは小気味よかった。
戦いも一段落し、デルフィニアにも平和が……と思ったところへ、
最大級の夫婦喧嘩の兆し。
読んでも読んでも続きが気になるお話です。

ナシアスもイヴンもホント、周りに愛されてるなーと思います。
そして魔導師といえばグインサーガ。
あとちらの魔導師はお婆すら可愛く見えてしまう魑魅魍魎(笑)



内容(「BOOK」データベースより)

徒党を組んで反旗を翻したグラハム卿ら西部領主との決戦に国王ウォルの軍は大敗を喫した。頼みのラモナ騎士団は壊滅しウォルは囚われの身に…さらにパラスト・タンガの二国はこの機に乗じて同盟を結び虎視眈々とタウ山脈の金銀鉱を狙う。内憂外患デルフィニアの危地に姿を消した王妃リイの真意は。

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