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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「友よ、静かに瞑れ」北方謙三(ハルキ文庫)

冒頭のたった二文字が強烈に刺さる。そしてそれに次ぐ一文で一気に引き込まれる。
この感じ、北方でしかありえない。
親友である坂口が逮捕されたことを知り、
彼の暮らす海辺の街を訪れた新藤。
坂口に会うために。
そして、彼を留置所から出すために。
そんな新藤の前に立ちはだかる様々な悪意。
ぶつけられる殺意に満身創痍になりながらも、
再会を果たした二人の間に言葉はない。
けれども。
絡まる視線。
そこで交わした想いは、確かにあったに違いない。
命の炎が消える前に、その望みを叶えようとした。
坂口の身体のことがなければ、結末は違っただろうか?

新刊案内を見つつ、あれ?この作品知らない?となり、発売日に張り切って入手。
北方の現代もの、全部読んだつもりになってたけど、
つもりでしかなかったんですね~。
ここから5ヶ月連続で発刊される北方の初期作品は全部未読!
おお!!!!
楽しみが増えました☆彡

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