きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「ツァイガルニクの恋の沼」月村 奎 (SHYノベルス)
お手本みたいな両片思い。
相手の想いを客観視できなくて思い込みで突き進むと、こうなるのね、という典型。
とはいえ、そう思い込むのにはそれぞれ理由があって、まぁ、致し方ないかと。
とはいえ、気づけよ!……みたいな。(笑)
うん。
航輝はちゃんとアプローチできてたと思うんだ。
お互いに足りなかったのは言葉、かな。
そんなこんなで焦れったくも微笑ましくももどかしい二人。
どうにもならずに立ち止まっていた二人に第三者が良い感じで絡んでくれて、
関係性が前進した上に、長年にわたって秘めていた想いまで露呈し、
嬉し恥ずかしなお借り本。
収入よりもやりがい。
お金に困っても楽しい仕事。
ここは同意できなかったかな。
理想かもしれないけど、現実を考えるとそうも言ってられない。
働けなくなった時のことも考えて、いろいろ備えて生活していかないといけないからね。
「パパと親父のウチご飯 11」豊田悠 (BUNCH COMICS)
ミートローフ。最後に作ったの、いつだったかな?と思ったものの、
思い出せなかった。
ハンバーグと材料はほぼ一緒。
うん。
今度作ってみよう♪
パパのお誕生日に手づくりケーキ作りに奮闘する子どもたち。
そのまっすぐな気持ちが嬉しい。
困ったときには大人がちゃんと助けてくれる安心仕様。
子どもたちの将来は無限大に広がっている。
ついでに青年・竜也もまだまだ自分のやりたいことを追いかけられる。
自分が諦めない限り、選択肢がたくさんあるのは素晴らしいよね。
甥っ子ちゃんが今年受験。
なかなか大きな目標を掲げているみたいなんだよね。うん。がんばれー!
私が次に選択する機会があるとしたら、今の仕事からチェンジするときかな?
なんかこう、キラキラしたものに囲まれて仕事がしたい。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身IX」
もっと引っ張るかと思ったゲオルギーネとの戦いは、意外とあっさり終幕。
まぁ、戦っている当人たちにとってはちっともあっさりじゃなかったんだろうけど。
本編を読みながら物足りなく感じていた部分は、
5人の視点からなる書き下ろしでしっかり補完されて満たされた。
フェルマイ二人が揃えば、掛け合い漫才みたいな会話は健在。
久々に微笑ましくて愉快。
存在していない恋バナを展開されて恋が作り上げられていく様はちょっと恐怖。
でも、トゥーリやルッツが真相をしっかり把握していることに和む。
最終的に皆が望んだのは現実をしっかり見据えたうえでの着地点。
その前に最終対決!
特典SSまで読みごたえがあって、お得感満載。
下町の面々のローゼマイン認識が変わっていなくてとても安心する。
「ドリアン・グレイの禁じられた遊び」菅野彰 (ディアプラス文庫)
檻の中に自ら閉じこもった彼の、長い間囚われ続けた柵からの真の意味での開放。
そんな彼の本質をやさしく愛情深く見抜き、彼の惑いごと抱きしめた青年の懐の広さ。
そして、本当の自分を解放した男の情の深さと想いの苛烈さ、その積年の想いの行き所のなさ。
人々の想いがやるせなくて切なくてやさしくて。
なんかいろいろ刺さりまくって途中からずっとぐずぐずと半泣きになりながら読了。
うわーん。すごくよかった。
会話の妙に時々笑いながら、ペーパーまで読み終えて、
大吾、正祐、篠田、双葉、宙人の五人でひとつの環が出来上がった着地点がただ嬉しくて、やっぱり泣ける。→
菅野さんが「自分が書いてきた中で一際好きな一冊」とあとがきで書いてるけど、
私にとっても、ものすごく好きな一冊になりました。
この作品のスピン、文庫化になる来年まで待とうと思ったけど、
待つの無理!と思って掲載されてる雑誌をポチってしまった。
だって……気になりすぎて仕方ないんだもん。
「パパと親父のウチご飯 9」豊田悠 (BUNCH COMICS)
鶏肉はオリーブオイル・白ワイン・レモン・塩コショウ(クレイジーソルトがおススメ)・タイム・ローズマリー等の適当なハーブに漬け込んで焼くと、柔らかく美味しく仕上がります♡
とはいえ、お醤油ベースの千石レシピも美味しそうなので今度やってみよう。
創作を生業とする仕事は大変だなーと思うけど。
自分の生み出した作品を誰かに見て楽しんでもらえるのって至福だよね。
読者としては好みの作家さんに出会えるととてもうれしい。
幼少期の習い事は続かなくてもいい。
その代わり、色々経験して、これだ!と相性があった習い事を続けていけるといいね。
ピアノ、書道、英語、スイミング。私の習い事は以上かな?
長~く続いたのはピアノ。
そしてドーナツ!
型抜きして真ん中の丸いところを好んで食べていた気がする(笑)
手作りドーナツ美味しかったな~。
蒸しパンも美味しかった。
母も祖母もお菓子を色々つくってくれたのに、私はお菓子を作らない人になってしまった。
「パパと親父のウチご飯 8」豊田悠 (BUNCH COMICS)
なんてたって焼きそば!の巻。
そうか。
そうやって作ればいいのか!と、いまさらながらに新しい発見。
今度チャレンジしてみよう♪美味しそうな予感しかない。
晴海と千石の出会いは晴海・大学生、千石・高校生にまで遡る。
最初から良い関係を築いていたんだなぁ。
そんな馴れ初め(?)があったなら、10年以上経ってからの再会……からの同居は
そこに至るまでの経緯も含めて納得。
慣れない子育てに一人では行き詰っても、二人でなら乗り越えられる。
実際にその通りになったよね。
色々問題があっても、「楽しくやれてる」って思えるのはベストだと思う。
ウチの弟は就職試験の面接当日に自然気胸になり(2回目)、
これはやばいと思いつつ根性で面接会場まで行って
面接を受けられない旨を説明した後に救急車で運ばれて入院し、
担当の方の好意で再度面接の場を設けてもらい、
結果、その会社に入社したという強運の持ち主です。
肺が破れた原因が本人曰く、トイレで踏ん張ったから。
それを聞いた母曰く、「どうして面接が終わるまで我慢できなかったの?」。
うん。
無理だと思う(爆笑)
「ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱」菅野彰 (ディアプラス文庫)
【再読】
対外的には自らの在り様を擬態し、出自や本名を封じ、
閉塞的な世界の中でひっそりと生きてきた白洲の殻をぶち壊すのは、
世代も考え方も言葉の選び方も全く違う宙人じゃないとダメだったのだろう。
だけど、一見傍若無人な宙人が、実は繊細な感受性を持っていたことが、
白洲にとっては実は大きく作用している。
ただの破壊神なら簡単に打ち捨てられていたはず。
宙人は白洲の世界を壊すだけではなく、
胸に抱えた淋しさに気づき、渇えて不足していたものをやさしく注ぎ込んでくれる存在。
気づいてしまったら、多分もう手放せない。
めんどくさくもいとおしい人たちの物語。沁みる……→
「木彫りの熊……あれはなんなんだ」
そのつぶやきにわかりみしかない世代です。
あちこちの家に当たり前のように置いてあった、鮭を咥えた木彫りの熊。
最近ではみかけなくなったなぁ。
さて。
復讐は完了して、あとは新刊の到着を待つのみ!
(まとめての配送にしているから発売日より遅くなるの。待ち遠しい……)
ワクワクなのです♪
「パパと親父のウチご飯 7」豊田悠 (BUNCH COMICS)
幼稚園児でも男の子。
お友だちのため、家族のため。
ビシッと物申して苦手克服しようとする清一郎はカッコいいね。
ピーマンの肉詰め美味しいよね。
これと茄子のはさみ揚げはセットで好き好き♡
ふつーじゃないとだめなの?
どストレートな幼稚園児のクエスチョン。
何をもって普通とするかって、結局主観でしかないと思うんだよね。
だから、自分のやりたいように、良いと思うように物事を進めていっていいと思う。
漫画家二人はくっついちゃうといよ。
と思うけど。
同じ仕事を生業としていると、苦しい部分もあるのかな?
切磋琢磨でがんばってー。
土鍋でご飯炊いてみたいなーと思いつつ。
やったことがないまま今に至る。
かつ丼は失敗しない料理のひとつ。だと思う。
片づけるのがめんどくさい、というのと、油物はちょっと……という理由から、
揚げ物を家でしなくなって久しいけど、レビュー打ってて茄子のはさみ揚げが
無性に食べたくなりました。今度作ろうかな。