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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「最凶の恋人(7)―組員日記―」水壬楓子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)



これまでの作中での出来事が
組の下っ端構成員の日記形式で語られる。
既得の出来事を違った目線で追えるのは、なかなか面白い。
それはそれで本音なんだけど。
特に興味のないキャラの日記はどうでもいいから本編!
という気持ちもなくはない。←正直者。
柾鷹のブツのクローン製作過程はバカすぎて笑う。
けど、アレを一人で無言で作ってたらドン引きするから、
みんなで大騒ぎしながら作る方向でよいと思う。
歯医者は私、張り切っていくんだけどなー。
「麻酔をかけずにそのまま抜いてくれ」は北方のキャラが言いそうだわ。←北方脳。







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「命の砦」五十嵐貴久(祥伝社)



「あなたは間違っています」
まさにこの一言に尽きる。
彼女だけじゃない。
犯行に加担した人間は、誰も彼もが間違っている。
その主張の仕方が。
承認欲求の吐き出し方が。
そんな彼らが生み出した炎を鎮めるために、
命を懸けなければならなかった人たちがいる理不尽。
怯まず炎に立ち向かっていった彼らの職務に対する意識の高さ。
故に彼らは人々の命を救い、自らの命を失った。
そのことに対してどう思っているのか。
犯人たちに問い正したい。
アカウントを削除したら簡単に関係の断ち切れる存在。
そんなものの言葉に乗って人生を賭ける選択ができることが恐ろしい。

新宿サブナードにお気に入りのショップがあって、
何度も何度もあの一帯に足を運んだ身としては、
新宿の地下が燃え盛る様子を想像してゾクリとしてしまったお借り本。
災害が起きた場合は救助の妨げになるような行為をしては絶対にいけない。
と、改めて肝に銘じてみました。

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「最凶の恋人(6)―例会にて―」水壬楓子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)



読み進めるほどに面白くなっていくシリーズ。
窮地にあって尚、遥を表に出さずに守ろうとする柾鷹と、
自らの意志でその場に赴き、柾鷹を煩わせる問題を解決した遥。
ヤクザではない遥が示した男気が半端なくかっこいい。
そして柾鷹が守ろうとしている遥の立ち位置が知れて、柾鷹を見直す。
ヤクザ相手に啖呵きれる梓ちゃんもカッコいい。
この子には遥とずっとこうやってつるんでいてほしいなぁ。
同録は生野と千紘。
腹の底はどうであれ、同級生のために骨を折った二人。
この子たちも読み進めるほどに印象良くなっていくんだよなぁ。
でも、あっちこっちで盛るのはやめよう(笑)


存じ上げている方々がぞろぞろ出てきて、
再読したいリンク作品が増えるって……時間が全く足りてない。
そのうちね。そのうち。
それにしても、表紙の指定って誰がどんな感じでしてるんだろう?
これじゃない!感が半端ないんですけどー。どー。←エコー。

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「最凶の恋人(5)―ある一つの賭け―」水壬楓子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)



前巻で柾鷹と共に生きていく覚悟を決めた遥。
今回遥が随所で伺わせたのは「自信」かな。
柾鷹に愛されているという自信。
それをナチュラルに滲ませている感じが、なんかいいなーと思う。
柾鷹に対する信頼は、遥の柾鷹に対する深い想いの表れ。
なのに、遥は絶対にデレない。
最後まで読み切って、ささやかな家電量販店デートで幸せをかみしめる柾鷹が
ちょっとだけ不憫だと思った。
まぁ、好き勝手やっている柾鷹にデレたら余計にめんどくさくなるかな?
拉致された遥を巡ってのやり取りに、
二人の揺るぎない想いが明確に伝わってきたのがすっごく良かった。


友だちと『氷刃の雫』の話をしたのが昨日。
そしたら本作の会話の中で秀島の名前がでてきて、テンションがあがりました。
作品の世界観がリンクしていると、こういうお楽しみがあります♪

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「AIの魔女(下)」 (シグマフォースシリーズ13)ロリンズ(竹書房)



前巻あたりでワンパターンを脱却してきたなぁ、と思ったけど。
今回は新たな引き出し開けてくれたな、ロリンズ!という感じの展開で、
ラストでは圧倒されすぎてポカーン、と。←褒めてる。
あんまりに荒唐無稽すぎない?と思った事象も
科学的根拠がある!と断言され、あ、そうなんだ……と受け入れ態勢。
なんかいろいろすごかった。←語彙(笑)
特に聖遺物の秘密が!
母になったセーチャンがどんな子育てをしていくのか。
良い方向に変化をしてきているのがわかるだけに、とても興味深い。
男女問わず、堂々と銃床にキスする仕草はセクシーだと思う。


ロープレみたいにつけたした「もう一つの結末」は個人的にはいらなかった。
問題提起をしたいなら、そっちの方向で書ききればよかったんじゃないかな?
翻訳されているのはシリーズ14作+外伝2作。すべて上下巻で合計32冊。
巻数が膨大すぎて気軽くお勧めできないのが残念。

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「最凶の恋人(4)―覚悟の日―」水壬楓子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)



自分自身では何も変わらないつもりでも。
生活環境が変わり、立場が変わり、
周囲からの自分に対する対応がその立場に見合ったものへと変われば、
自ずと自分自身も変わってくる。
そんな遥の変化が伝わってくる。
そして、その変化の過程の中で遥が自らの意志で心に抱いた覚悟。
それを強いたわけではない柾鷹の度量の広さを改めて思う。
駄犬並みのかまってぶりがうざくても。
遥のことが大好きなのが全力で伝わってくるから憎めない。
やくざに雇用されるデイトレーダー……確かにリスク高すぎてなり手いないのは納得。
でも、相場が読めたら楽しいだろうなぁ、とは思わなくもない。

ディーラーから連想するのは石田衣良の『波のうえの魔術師』。
友だちに貸したら彼女の会社の上司の方も読みたいと。
気軽くお貸ししたら図書カードで返却されてきました。
彼曰く。
「真剣に読んでたら赤線引っ張っちゃった!ごめんなさい」
私はむしろ、どこに赤線を引いたのかが知りたかった(笑)
音痴な組長にデジャブ。
黒羽も音痴だったよね。
花郎さんは谷地さん表紙の『禽獣の系譜』が神作品。
そのうちレビューあげたい。

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「AIの魔女(上)」 (シグマフォースシリーズ13)ロリンズ(竹書房)



だからあの時、ソイツをどうにかしておけばよかったのに!
と、ジリジリとしながら読み進める。
あっちもこっちも気になることだらけで
ちょっと早く続き!と下巻に飛び込みたくなるところで上巻終了。
それだけ勢いのある物語を読ませつつ。
読者に優しい人物ヒストリーの振り返りをうるさくなく、くどくなく、
サラっと入れてくるところがうまいなー。
中世の魔女狩、最先端の技術を誇るAI。
受け継がれてきた宗教。
そしていつものシグマの面々。
そんな彼らに降りかかったとんでもない出来事。
学習していった人工知能が最後に唱えた言葉に眩暈を覚えつつ、下巻へ。


すいません。
結末知りたいんですけど~~!
わー、下巻をぱらぱらと捲りたい。
自分の楽しをみを台無しにするだけなので、捲らないけど。
作中の「バシリスク」から「D'ERLANGER」を連想し、
思わず音源引っ張り出してしまった。
ひっさしぶりに聴いたけど、かっこいいよ!
……閑話休題。
ここにきてこの展開ってひどいよ、ロリンズ。
わかりやすく例えると、ワンピでのエースがエースが!っていう衝撃に近い。
起死回生あるかな?あってほしいな。

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「最凶の恋人(3)―蝶々の束縛―」水壬楓子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)



前半は子供CP。
千紘が凌辱されてしまったがために
生野が負ってしまった悔恨と負い目。
千紘に対して彼が純粋に「好き」の気持ちだけでは対峙できなくなったことが
なんだかやるせない。
それにしてもの素朴な疑問。
組の跡目を継ぐ千紘の武道のたしなみってどの程度あるんだろう?
大人CPは柾鷹のバカっぷりに拍車がかかり、
遥の柾鷹のあしらい方には年季が入り……と、
なんだかんだ楽しく平和。
柾鷹のエロおやじの側面だけではなく、
極道らしい一面が垣間見られたのは新鮮だった。
ちゃんと仕事(?)してたのね。

性犯罪者に対する処罰はハンムラビの法則で。
……という観点からは理に適っているんだけど。
夢見心地の中での制裁はちょっと甘い気もする。




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「最凶の恋人(2)―地上の楽園―」水壬風子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)



俄然面白くなってきたシリーズ第二弾。
自分の意志でアメリカに留学することを決意し、
柾鷹に悟られることなく見事にそれを実行した遥。
自分の人生は、自分の意志で選んで歩んでいる。
そういう自己確認をしたくなる気持ちはわかる。
やり遂げたことが自信になることも。
今回は遥側の柾鷹に対する想いが描かれていて、
二人の在り様がストンと腑に落ちた。
そして、自分勝手に遥を振り回していた柾鷹が、
彼なりの最大限の譲歩で遥の意志を尊重していたのかも。
柾鷹と共に暮らすことを決意した遥。
より神経が太くなってきた気がするのは良いことだと思っておこう。


柾鷹と知紘の全力で大人げない親子喧嘩のシーンが好き。
子どもに「ヨコシマな」と言われる親心……(笑)
手元の全巻を眺めてみて、この表紙、どうにかならなかったのかとため息。
もともと私がこの絵師さんと相性が悪いのもあるんだろうけど、
この表紙のおかげで、私は遥の立ち位置を
「強いられるままに囲われる人」だと曲解したのよね。
自分の意志で戦える人で良かったわ。




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「最凶の恋人(1)―ルームメイト―」水壬風子(ビーボーイスラッシュノベルズ)



長らく続いていくシリーズ第一弾。
やくざモノあるあるだけど、抱かれて乱れる恋人の姿を
他人に晒したい心境がさっぱりわからない。
始まりは強姦から。
柾鷹よ、それを他人にしれっと言うな、しれっと!
だけど、結局遥はそんな征鷹を受け入れる。
これがその理不尽にひたすら耐える健気受なら私の好みじゃないんだけど、
遥はちゃんと自己主張も意思表示もできるから、それもありかと。
そもそも、10年経っても気持ちがかわらなかったら、
それはもう、お幸せに、と言うしかない。
一方の子供CP。
残念なことに知紘は全く私の好みじゃなかった。
というわけで、大人CPの動向を楽しみに次巻へ。

11巻までそろえつつ、
積みっぱなしで長いこと手が出なかったのですが、
ようやく読み始めてみました。
1巻目じゃ面白さはわからないよー、と、
何人もの方々からおっしゃっていただいたので、
この先に待っている物語にワクワクしながら次へいきます。
これを既読の棚にしまえたら、積読棚が相当空くのもお楽しみ(笑)

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