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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「炎立つ 壱 北の埋み火」高橋克彦 (講談社文庫)

舞台は東北。
地名を示されれば、それがどこに位置するのかを把握できる程度に土地勘があることが嬉しい。
そして彼らの行く末を知っているからこそ、やるせなくてもどかしい。
彼らはただ、北の大地に在っただけなのに。
陸奥の地で暮らす彼らの得た富と力は、彼ら自身が育み、育ててきたもの。
それが思いのほか強大だったことを知った権力者の欲、陰謀、裏切り。
諍いの発端は理不尽極まりなく、
それらが彼らの暮らしを不穏なものに塗りこめていく。
だが、己の義を貫く漢たちがそこにいる。
彼の生き様を見届けなければ。


平泉を訪ねたのを機に積読崩しに着手。
そのおかげで、展示してあった海豹の皮見た!触った!とか、
安倍氏と清原氏の今後の関係性とか、諸々記憶が新しくて、
理解がより深まっている……気がする。(笑)
そして今年は多賀城創建1300年の記念の年。
タイミングとしては申し分ないですね~。



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「くまとやまねこ」湯本香樹実(河出書房)

視聴しているドラマの作中で何度も出てきたので
気になってお取り寄せ。
モノクロの挿絵が印象深い。
黒の比率やラストに向かって添えられるやさしい赤い色が
くまの心情を視覚的に表現しているような気がして。
哀しみに俯き加減だった気持ちが晴れやかになっていく。
大切な人を喪った哀しみの深さは、自分にしかわからなくて。
その人がいない痛みと向き合っていくのも自分自身。
打ちひしがれたくまにとってのやまねこの言葉は、彼が前を向く契機になる。
ただ気持ちに寄り添ってくれることが明日へ踏み出す力になる。
やまねこ、カッコいいな。


著者は湯本さんだったんですね。
既知の作家さんだったことにびっくり。
インコや桜文鳥を飼っていたことがあるので、
鳥の体温やにおい、しぐさ等々を懐かしく思い出してしまった。
可愛かったなー。

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「水に映った月」かわいゆみこ(クリスタル文庫)

ずるくて、傲慢で、エゴイスティックで。
けれども、純粋で誇り高く、情に篤い。
多感な時期の10代の少年たちが寮で生活を営みつつ通うパブリック・スクール。
そこは、大人が踏み込むことのできない彼らだけの帝国。
残酷な迄な序列が伴う、閉ざされた閉塞世界。
だからこそ、生じた歪みが肥大化すれば、派生するのは悲劇。
1930年。
同性愛がタブー視された時代が彼らを追い詰めた部分もあるだろう。
そんな時代と内面に抱えた想いに翻弄された彼らの想いを、
静謐な文体で描いた作品。
読み始めた瞬間情景が浮かぶんだけど、
ベースがアナカンで納得。イメージの共有。

同人誌持ってたよなー。と思いつつ。
探してもみつからなかったので、あれ?売った??気のせい??と困惑し、
読んでたら絶対本棚に在るだろうなーと思って
覗きに行った読友さんの既読リストに入っていなかったから、あれ?幻??と、
少々混乱中。
でも表紙覚えてるんだよなー。
時々変なスイッチ入って勢いで本を手放して、あとで後悔して買い直して……
と、片手で足りない回数やらかしていますww

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「ハリー・ポッターと炎のゴブレット 下 」ローリング(静山社)

3校対抗戦の決着はつくけれども。読後の余韻が重い。
どんな妨害や困難が立ちはだかったとしても、
ハリーが勝利するんだろうなぁ、と思いながら読んでいたけれども、
その勝利にはまさかな出来事が付随してきちゃって、呆然。
え?嘘でしょ?←まだ疑いたい。
そして、悪は蘇り、ここから新たな戦いが始まるというのは確定事項……だよね。
現実を直視できない大人が見苦しい。
対策を取るべき立場の人が手を打たなければ、
本来その責を負う筈ではない人たちが奔走することになる。
歯痒いなぁ。
あと三年、彼等はどんな道を歩むのか。
ハラハラしながら次巻へ。


登録2500冊目。
選んだわけじゃなく、読み始めたら2500冊目だったことに気づいてみました。
でも遅まきながらのハリポタデビューした年のキリ番ってことで無問題。(笑)
続きは姪っ子ちゃんに贈呈しちゃったので、借りないと。

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「もうじきたべられるぼく」はせがわゆうじ

「これすごいかわいそうなんだよ!」と書店で姪っ子ちゃんに小声で音読されて……泣く大人がひとり。
「え?泣いちゃった!ごめん!!」と姪っ子ちゃん大慌て。
いや、泣くって。
こんなん読まされたら泣くって。
そして次に放った大人な私のひとこと。
「でも私今日の夜牛タン食べる~~」
そこはもう、命の連鎖。
牛さんたちと育てた方々のご苦労に感謝しつつ、美味しくいただきます。
それでも、思い出しただけでも泣けてしまう……
このタイトルと絵のかわいらしさのアンバランスさに
余計に抉られるんだろうなぁ。

姪っ子ちゃんはまだ本を読んで泣いた経験がないらしく。
「え?本読んで泣くんだね」と言われたけど、泣くんです。
読んで初めて泣いた本。初めて泣いたアニメ。初めて泣いた漫画。初めて泣いた映画。
全部しっかり覚えています。
読んで初めて泣いた本はルブランの『奇巌城』。
小学生だった私はホームズが大嫌いになってホームズのシリーズが読めなくなったという副反応あり。(笑)
肩入れしまくったアルセーヌ・ルパンは子どもの頃色々読んだけど、
ホームズは大人になってからしっかり楽しませてもらいました。

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「ハリー・ポッター裏話」 (静山社ペガサス文庫)

姪っ子ちゃんが「これおもしろいから読んで」と持ってきてくれた本。
ハリポタはまだ全巻読破していない私ですが、三巻まで読んでいれば
ネタバレないから大丈夫!とのこと。
著者がインタビュー形式で作品や自身、そして製作過程にに関して語っていて、
サラッとながら興味深く読めた。
作中に記されないところまで細かい設定をしっかり作りこんでいるということは
魅力的な作品を生み出している作家さんたちの共通項。
だからこそ、夢中になって読める面白い作品が完成されるんだね。
登場人物の名前の由来が知れたのも面白かった。



ウチに泊まりに来たときはお風呂上りから寝る時間まで
姪っ子ちゃんたちは私の部屋でくつろいでいます。
DVD観たりおしゃべりしたり過ごし方は色々だったけど、
前回来た時あたりからかな?
その時間は三人で黙々と読書。(笑)
今日はその時間にこの本を読み終えました。



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「ハリー・ポッターと炎のゴブレット 上 」ローリング(静山社)

いい大人が子ども一人に寄ってたかって何をやってるんだ?と思うけど。
それだけハリーの存在が脅威だってことだよね。
だけど、ちゃんと味方になってくれる大人もいる。
向けられる悪意と忍び寄る脅威。
楽しい学び舎であるはずのホグワーツが、ハリーにとって居心地の良い場所ではなくなっていき、親友であるロンとの間にも諍いがおきてしまう。
二人の間に入って何とか仲を取り持とうとするハーマイオニー。
青春だなー。
ぶつかり合っている時は苦しいけど、
それを乗り越えて仲直りした絆はぐっと強くなる……はず。
気になり処満載の上巻。謎解きは下巻へ。

続きがとっても気になるのですぐさま下巻を読み始めたいところですが。
明日から姪っ子ちゃんたち来仙。
本を読んでる場合ではなくなってしまいました。
下巻迄読み切ってしまいたかった……気になる~~・

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「百年の孤独」ガルシア・マルケス(新潮文庫)

恐るべし想像力。そして創造力。
鷲掴みにされて読んだけど「おもしろかった」という言葉は出てこなくて。
ただただ「すごかった」。
圧巻。
時に幻想的であったり神秘的であったりもするけれども、
作中の彼等は紛れもない現実の中で生きている。
様々な感情や境遇に翻弄されながらも、彼等の生まれ育った土地でもがきながら生きている。
幾世代にもわたる彼等を陰日向で支え続けたウルスラの存在がとてつもなく大きい。
母親って偉大だ。
死を迎えたのち、人間は土に還る。
それは、地球上の生き物の定め。
だからこそ、その環から外れたレメディオスが衝撃的過ぎた。


海外文学と栗本小説あるあるで、改行がない!
まぁ、それだけが理由じゃないけど、流石に一日二日では読み終わらなかった。
久々に時間をじっくり使っての読書でした。
併読できない人間なので、読み始めたらそれ一冊にかかりきり。
結果、『百年の孤独』とがっぷり四つに組んでしまった……(笑)
でも、良き読書時間でした。
【ガーディアン必読120/1000冊】

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「Die Karte -カルテ-」かわいゆみこ(キャラ文庫)

短編連鎖。
文体が若いな~、というのが読み始めた最初の感想。
そういうところに反応するのは作家読みの醍醐味。
そして、こういう話が書きたい、という意欲も意気込みも伝わってくるけれども。
えーー!ここで終わっちゃうの!?というびっくりとがっかり。
ラブ云々はおいといても(個人的には上月と佐伯はこの距離間のままいてくれても良いと思ってる・笑)、訳ありな佐伯の過去気になる~~!!
増々残念だわ。
今のかわいさんだったら、想定したラストまで書ききってくれる気がするけど、
その可能性はないよね。
わーん。消化不良。

作中で104に関するエピソードがあって。
104の電話番号案内を廃止するというニュースを最近聞いたなぁ、
と、なんだかタイムリー。
最後に104を使ったのっていったいいつだろう?
もはや思い出せない(笑)

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「ミートイーター」柏木伸介(祥伝社文庫)

作品ノルマに「銃撃戦」という項目があるのかしら?
と思ったシリーズ三作目。
今回の社会問題は冤罪と引きこもり。
切り口は斬新。
そしてこちらも考えさせられる提起の仕方はうまいと思う。
狂犬と変人弁護士と地味。
失踪した刑事を探して奔走するこの三人のトリオがとても良い感じだった。
個人的に守屋さん大好きです。
それにしても神奈川県警の闇……と言うより膿はひどすぎるね。
シリーズ続刊出るのかな?
出て欲しいな。
狂犬と言われ、周囲に厭まれ、だけど信頼される者から寄せられる想いは熱い。
そんな剣崎の暴れっぷりをまだまだ追いかけたい。


剣崎の「ほほ笑み相談窓口」の対応に爆笑。
相談しに行く当事者は怒髪天だろうけど、
傍で見ていたら笑いが堪えられない気がする。
ああ、ホントにこの作品、続編希望。

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