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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「捜し物屋まやま 2」木原音瀬(集英社文庫)

幽霊案件から始まり、四人の視点でリレーしながら
物語は遺体遺棄事件へと発展する。
子どもが帰ってこない母親を待って待って待ち続ける姿は辛いなぁ。
彼らにとって真実はとても残酷なものだったけれども。
考え得る限りのベストな着地で良かった。
伊織利ママが関わった時点でそうなると思ってたよね。
三井、光、そして多分芽衣子もかな?
和樹の元へ来たことによって救われる人の物語でもある……気がする。
次は白雄のターンかな?
最近はキラキラ下空間から大分離れてしまっているので、
ライブ行きたーい!って切実に思ってみました。

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「捜し物屋まやま」木原音瀬(集英社文庫)

4人の主要キャラの各々視点での短編連作。
まずゴミ屋敷にドン引いた。
そこに自分がいることを想像して……あ、気絶しそう。
無理無理。
風貌も怪しいゴミ屋敷の住人・三井に和樹はよく声をかけたな~と思うけど。
それも彼が白いものである所以なのかな、と後に納得。
三井はその出会いから人生の立て直しを図ることになる。
ドルオタの三井・弁護士・警察官。
彼等の想いには頷くところ多々。
僅かなヒントからお仲間を引き当てるとワクワクするよね。
共感性のなさより攻撃性がより問題な気がする白雄の闇部分。
この先、どう展開するのかが気になるお借り本。







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「ブラッディ・ファミリー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―」深町秋生(新潮文庫)

前作が外に外に向けて疾走していく物語だとすると、
今作は内に内に向けて深堀していく物語。
犯罪者を隠すなら警察の中へ。
確かに~!
とか納得している場合ではなく。
権力者に忖度して
害悪でしかない刑事を総出で隠そうとする組織はどうしようもない。
監察としてその腐敗を正そうと動く美貴が、
前回の教訓から自力で戦えるようになっていたのには脱帽。
カッコいいね。
そして、黒滝の想像を超える男、能瀬がとても良い。
徒手空拳じゃ戦えないという白幡の言は正論だけど、なんか悔しい。
黒滝と同じく、彼の腹の中を覗きたいので、続編に期待。

続編が出る前に。
次に深町作品を読むなら『ヘルドッグス』かな。



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「ドッグ・メーカー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―」深町秋生(新潮文庫)

「猛毒をもって巨悪を倒す」とあるけれども。
毒は毒かもしれないけど猛毒と言うほどの毒ではない。
黒滝の根底には他人を傷つけたくないという情のようなものがある。
まぁ、変態かもしれないけど。
それが自分で選択をして進んだ道ならば、選択をした瞬間に責任が付随する。
自ら悪事に手を染めたならば、その悪には鉄槌を。
長いものに巻かれることを良しとせず、
組織を汚す膿を絞り出すために身内と徹底的に争うことを選択した彼等の在り様がカッコいい。
後半の怒涛の展開には本を閉じる事敵わず。
睡眠より読書で一気に完走。
や~、めっちゃ面白かった。


オラオラでバチバチの本読みたいなーと思っていた時に
読友さんが紹介してくださって、これだ!と飛びつきました。感謝。
続編も買っておいてよかった。
『果てしなき渇き』以来の深町作品。
もっとノワールな感じなのをイメージして読み始めたら……あれ?思ったよりライト。(←言葉の選択肢があってるかどうかは謎)でも面白かった。
次、『地獄の犬たち』いっちゃいます?←色々気になってきた。(笑)

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「今、風が梢を渡る時 後編」かわい有美子(パレット文庫)

誰かとの出会いがこんなにも人生を変える。
沢良木にとっては鴇浦に出会ったことが、転機だった。
居心地の悪かった義実家の雰囲気すら、鴇浦は変えてしまった。
夏休み明けに戻った学校で、沢良木が自分の視野の狭さに気づくシーン。
好きだな。
頑なに拒絶してきた外部と接触することで広がる世界。
悪意に塗れた人間がいるのは否めないけれども。
それ以上に、あたたかく見守り、そして導いてくれる人たちの存在が尊い。
紆余曲折あったけれども、
かわいさんの紡ぐ美しい日本語の相乗効果もあってとても爽やかな読後。
ラストとタイトルのマッチングが素晴らしい。

学ぶことって本当に尊い。
最近若い子たちが積極的に国家資格を取っている姿を見てしみじみ思う。
今自分が通った大学を受験したら受かる自信……ないなぁ。(笑)

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「今、風が梢を渡る時 前編」かわい有美子(パレット文庫)

良くも悪くもそこにいるだけで、人の目を惹く人は確かに存在する。
人との係わり方を知らず、身を護る術を持たなかった彼は
誰に迷惑をかけるわけでもなく、ただそこに在っただけなのに。
いい年した男の粘着質なやっかっみや嫉妬が本当に見苦しいし腹立たしい。
第三高等学校生。
偏差値高いはずなのに馬鹿なの?と。
胸倉掴みたい。
まぁ、私ミニマムサイズなので無理だけど。
沢良木の傍に鴇浦がいてくれて良かったと思うけれども。
それでも事件は起きてしまう。
沢良木が悪意に潰されず学業を全うできることを願いつつ、後編へ。


日常生活において、ウィンクをする機会ってあっただろうか?
いや、ない。(←反語・笑)
これからもないだろうな。

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「VIP 祈り」高岡ミズミ (講談社X文庫)

絶妙のタイミングで帰国した和孝と共に、最終決戦の場所へ赴く久藤。
「共に生きる」ことを心に決めている二人の、ある意味覚悟の現れなんだと思う。
記憶の一部を失う以前の久遠であれば、多分こうはならなかった気がする。
欠けた分の思い出はこの先二人で一緒に新たに生み出していくのだろう。
そんな空気感が伝わってくる。
やくざ同士の抗争は、文字通り流血の惨事となり、
大きな痛手を伴っての幕引きとなる。
だけど、ここまで徹底しなければ、争いは終わらなかった。
読み応えのある第二部最終巻。
「幸せになろう」
その言葉が嬉しい。


あれどうなった!?これどうなった!?
と、気になるあれこれは電子オリジナルの方で書かれているらしいので、
紙にこだわっている場合じゃないと、購入することを決めました。
読みたい欲求の方が勝るわ。
紙媒体でもシリーズはまだ続き、二人の物語をまだ読めることが嬉しい。

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「VIP 熱情」高岡ミズミ (講談社X文庫)

燻っていたものが一気に噴出し、相当不穏な展開に。
相手の足を引っ張るために金属バットやナイフを平気で手にする輩とは
相容れないと思うものの、相手が放っておいてくれない限り火の粉は飛んでくる。
おかげで和孝たちは大迷惑。
そして久遠も煮え湯を飲まされることになる。
卑怯な手を使ってでしか相手の優位に立てないのならば、
それは、自分が相手より劣っていることを示しているのと同意。
気付けよ、三島。
久遠がこのままでは終わらせないはず……と、信じて第二部完結巻へ。

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「目くらましの道・下」ヘニング・マンケル (創元推理文庫)

前半は犯人を知っているからこその焦燥感からドキドキしながら読み進める。
後半は怒涛の展開に呑み込まれ、息つく暇もないまま一気に最後まで駆け抜ける。
そしてエピローグ。
身元の判明した少女の父親の姿に、そしてヴァランダー親子のその姿に。
胸が熱くなる。
残酷な戦士を生み出したのは、快楽に塗れた大人たち。
彼等が犯した罪こそ裁かれるべきなのに、社会的に弾劾されない理不尽。
戦士の行為を正しいとは言えないけれども
それでも糾弾しきれない自分がいる。
彼の心情を、彼女たちの苦しみを思うとやりきれない。
子どもたちが健やかに成長できる社会を希う。

これで手持ちのマンケルは読み切ってしまった。
え、続き気になるよー。
ポチっとしかけたけど、積読が山となっていることに気づいてしまったので、
ヴァランダーシリーズの続きを買う前に、ある程度積読減らしに努めます。
【ガーディアン必読118-2/1000冊】

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「VIP 宿命」高岡ミズミ (講談社X文庫)

嵐の前の静けさ……かな。
どんな形になるかはともかく、組の内部抗争はもはや避けられない状況になってしまった不動清和会。
そんな中、久遠と和孝がお互いの想いと立ち位置を、
明確な言葉にすることで確認しあっていく。
結果論だけど。
久遠が記憶を一部失くすようなことにならなければ、
多分この問題について話し合うことはなかったんだと思う。
そういう意味では良かったってことになるのかな?
いや、現状においての最善ってことか。
記憶は失くさない方がいいに決まってるもんね。
覚えていなくても
本能的な部分で和孝を同じように想っている久遠の言葉に安堵。


自分の主観と他人の客観。
同じ物事をみていても、捉え方はああも違う
まぁ、それはそれで仕方ないよね、とは思う。
自分がブレずに在ればよい。
でも、ストーカーの思い込み私見は問題外。


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