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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「10DANCE(8)特装版」井上佐藤

紙面から伝わってくる彼らの想いの強さと熱量にあてられて、思わず鳥肌。
そして、幸せで震える。
前巻がなかなか辛かったので、今回は私的には神巻。
離れることでマイナスにしかならないのなら。
その選択を考え直さないといけない。
アキちゃん、良い感じで背中押してくれたなぁ。
財力も権力もあるおじ様たちが振り回されたり画策したりする様もおもしろい。
でも何より、二人のあの想いの放出が素晴らしい。
だけど、それが頂点ではなく、そこで立ち止まるわけにもいかない。
掲げた目標にはまだ手が届いていないのだから。



特装版も神。(今回どこを読んでも幸せしか出てこない。)
まさかの『子連れ狼』との接点があったとは。
そして、巻末に固定厨とのお言葉があったので、
私は全力でリバを推奨します、と、伝えておきます。
まぁ、嗜好は個々人それぞれでいいんだけどね。(笑)
基本的に実写化の映像ってあんまり観ないんだけど、
この作品に関しては映画配信めっちゃ楽しみ~。
今から全力待機。(気が早い)

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「過去 リメンバー」北方謙三(ハルキ文庫)

「喫茶店の親父だが、自分では決してコーヒーを飲まない。それでよかった。あと二年だ。」
このこだわりが、北方イズム全開で良い。
そしてその二年縛りに纏わる事情にこそ、この作品の核心がある。
何事もなく二年が過ぎれば、掘り返されることがなかった過去。
だが、ある男の死が、男たちを過去と対峙させることになる。
最後まで楽しく読んだけど、一点だけ。
百合子の自死の理由がその瞬間わかったことが気分悪かった。
北方~~。女みくびるな。
三人の男たちの絆がとても良かった。
そして、内海が過去を掘り返そうとした理由も良かった。
ラストの一文が刺さったね。
心憎いエンド。

初期作品の復刊シリーズ第二弾。
ここにきて、北方の好き作品が増えるっていうのが嬉しいなぁ。




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「恋愛操作 8」蓮川藍(スーパービーボーイコミックス)

3冊に渡って続いた名古屋編が終わってようやく戻ってきた本家の皆様。
お帰りなさーい!メッチャ嬉しい。
そして私、仁×安澄CPも奥村×啓CPも大好きなので、
大好きな人たちが喧嘩したり仲良くしたりしながら
日常で関わり合ってくれる様子を見られるのは大歓迎。
楽しいなー。
大人の余裕を醸し出す奥村が啓の前では子供じみた態度をとるのも、
大人げなく安澄に突っかかる啓も、
きゃんきゃん言いながらも啓を気遣える安澄も好き。
仁の短髪は新鮮だったけど、やっぱり髪が長い方が好き~。
掴みどころのない式も好き。
……と、好きが詰まった一冊でした。幸せ♡

そして、次巻が最終巻のアナウンスが。
連載開始から20年。
寂しいけどエンドマークをきっちり打ってもらえるのはありがたい……かな。
そして私が読メで1巻のレビューあげたのが10年前。
なんかあっという間だなー。
あれ?そもそものスピン元『あなたの隣に座らせて』のレビューをあげてない!
最終巻までにはきっちりあげておこう。





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「偏屈なクチュリエのねこ活」月村奎(キャラ文庫)

表舞台からフェードアウトした天才デザイナーと
芸能界から足を洗った元アイドル。
過去の肩書は派手だけど、今は華やかさとは無縁の生活を送る二人の物語。
他人の目を気にしながら生きてきたリオンが
大我に対しては言いたいことをポンポン言っている様が小気味よくて可愛らしい。
日頃は無口だけど、肝心な時には想いをちゃんと言葉にする大我も良い。
そして、麗子さん、素敵~。
そこに至るまでの人生は色々あっても、
あんなふうに老後を過ごせたら楽しいだろうなぁ。
お互いの好きポイントを口にしてるのに、悪口になってるって指摘入るのが楽しかったお借り本。

前職は毎日スーツで出勤してたけど、
今はスーツを着るのなんて年に片手で数えるほど。
そして、今は私服でバス通勤だけど、前職はスーツで原チャリ通勤。
よく乗ってたなぁ。
仕事帰りに青信号直進中に右折車に突っ込まれて転倒するも、ほぼ無傷だったミラクル。
ストッキングと靴はボロボロだったけどね。
転んだこともだけど、買ったばっかりの靴がご臨終になったことがショックだった思い出。
色々若かった。(笑)



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「ぼくらの七日間戦争」宗田理(角川文庫)

初読の10代の頃に感じたドキドキワクワク感や
彼らに対する憧憬の念は、今となっては当然なく。
その代わり、懐かしい気持ちと、もはやあの子たちのようには振舞うことのできない寂しさとが去来する。
それでも。
彼らの過ごした七日間はやっぱりキラキラしていて、
生涯忘れることのできない七日間になったのだということは、断言できる。
あの年代でしか味わうことのできない濃密な時間。
「負けたっていいのさ。やりたいと思ったことをやれば」
上手くいくとは思っていない。
だけど、やれるところまでやりきった彼らの、夢のような物語。


読み始めから終わりまでウツの歌声が脳内でヘビロテ。
姪っ子ちゃんの誕プレに選んだ一冊。
せっかくだから私も再読してみよう!と、私は角川文庫で読了。
彼女にはつばさ文庫をプレゼントしたので、読み比べて見るのも面白いかも。
そしてタイミングよく樹主演での舞台化のお知らせが。
東京行けるなー。
取れる気がしないけど、チケット申し込んでみよう☆彡

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「二都物語」ディケンズ(新潮文庫)

革命の血に酔うフランスの狂乱に眩暈がする。
法的根拠のない裁判。
言いがかりでしかない罪。
正義って何?
人が斬首されるのを見ることが娯楽になり得ることが怖い。
一方的に宣告されてしまった死刑を回避する方法は果たしてあるのだろうか?
10年以上に渡って描かれてきた人々の人生の物語の結末が胸に刺さる。
救いは彼らが(全員ではなかったとしても)無事にイギリスに戻り得たことが、
作中の文章から伝わったこと。
でも読後に胸に残るのはやるせなさ。
願わくば、愛に殉じた彼の言葉が彼女に届いていますように。


【ガーディアン必読124/1000冊】
最初の20頁をクリアするのに、やたらと時間がかかって大苦戦。
全く頭に入ってこなくて何度かいったりきたり。
でも、そこから先はのめり込んで読むことができて一安心。
場面転換が舞台的だなーと思ったら、宝塚やミュージカル等々で上演されてるんですね。
奇しくもただいま明治座で絶賛上演中。
良いタイミング…なのかな?観に行く予定はないけど。(笑)


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「営業部員・大町志月の恋愛収支決算報告書」栗城偲

シリーズ5作目。
リアルに痛ましいストーカー被害の事件が報道されていて、
今回の作中の事件については割愛。(突っ込んで触れる気になれなかった)
というわけで楽しい概略を。
メインCPは一作目の稲葉と志月なんだけど、
これまでの4作のほぼオールキャラが出演していて、とても楽しい。
1CPのみ「ん?」と思うけど、あとがきを読んで時系列的に納得。
ストーカーの付きまといを解決していく過程で、
稲葉と志月の互いに対する想いを再確認しつつ、
更に深まっていく感じがとても良い。
稲葉からのプレゼントにはぐっときた。
そしてその後の二人の会話にほっこり。


あとがきで触れられていた
小説ディアプラスの最終号の件。
雑誌の終了は本当に寂しいお知らせだった。
連載されているってことは、それだけの作品が文庫化されるってことで
楽しみだったんだけど。
ここのところBL漫画の新刊は続々でもBL小説の新刊は激減していて
残念だなーって思っています。

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「くちづけは嘘の味 8」サガミワカ(ガッシュコミックス)

加倉井のチャレンジ、とても良い。
食糧問題は本当に深刻だと思うので、ガチで考えていかないといけない問題だと思うの。
そんな加倉井にただ庇護されることを良しとしなかった景。
加倉井の隣に立つために努力する彼の将来が楽しみだね。
肝心の和智と槙尾。
景に触発された槙尾が和智に甘えるシーンが好き。
描き下ろしでは和智がえらいことになってたけど。
そして重要なワードとなる和智の槙尾愛炸裂な名台詞が素晴らしい。
杜江の名前が出るとちょっと切なくなるけどこればっかりは仕方ないね。
和智と槙尾。
お互いに対する愛情あふれた巻。とても楽しく読了。


わかっていたけど、ここにきて明確に語られた伊勢の想い。
これに付随した特典の小冊子がとてもよかった。
小冊子欲しさにコミコミでのオーダーやめられないんだよなぁ。

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「くちづけは嘘の味 7」サガミワカ(ガッシュコミックス)

初読の時は泣いたんだけど、今回は冷静に……でもないか。
やっぱ寂しい。
とても大切なものが二つあってどちらも大事に抱えていきたいけれども。
その両方を手にすることはできなくて、どちらか一方を選ばなければいけない。
槙尾にとっては一方を捨てるというよりも、
より大切な一方を両手で抱きしめるということだったんだろうなぁ。
杜江さん、超最高にかっこよかったわ。
そして、白洲には悪感情しか残ってない。許すまじ。
杜江さんの一時同居で浮かれる槙尾。
その理由がホント可愛い。
だからこそ、今回は選択がやるせない。

特典小冊子。
伊勢の愛と杜江さんの優しさが胸に染みる。
和智も槙尾も愛されてるな~。




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「くちづけは嘘の味 6」サガミワカ(ガッシュコミックス)

いくつになっても家族を大切に想う気持ちはあっていい。
あっていいけど!
和智兄・清介のブラコンっぷり……うっとおしいわ。
槙尾の素性を知る清介は和智と槙尾の関係を裂こうと画策するけど、槙尾の方が断然上手。
そもそも、槙尾と張り合おうっていうのは役者として格がが違いすぎる。
二択を突きつけられて即答する和智。答えはわかってたけどカッコよかったよ。
和智がだんだんヘタレ眼鏡になっていってるのは否めないけど、それは二人が上手くいってる証なんだろうな。
そして槙尾が和智の家を自分のテリトリーとして認識してくれてるのも嬉しい。

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