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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「アクセルワールド 13 水際の号火」 河原礫(電撃文庫)



【自分に対するプラスのイメージの根拠を、
 誰かの視線や言葉に求めることがそもそも間違いだ。】

安定の面白さ。
ニコ可愛いなー。
自分の弱さを認め、晒したことで、より強い王になってくれることを願うわ。

着々と地盤を固めて行くネガ・ネビュラスが頼もしい。
そう感じるのは、戦力の増強だけじゃなく、みんなの成長が垣間見れるからかな?
次巻でメタトロン攻略編完結。
楽しみに待ちたいと思います♪

内容(「BOOK」データベースより)
新アビリティ「光学誘導」を獲得したシルバー・クロウことハルユキ。ようやく「メタトロン」との決戦の準備が整ったかにみえたが、戦いの舞台は梅郷中学の文化祭へとうつる。「スカーレット・レイン」ことニコと、「アッシュ・ローラー」こと日下部綸に文化祭の招待状を渡してしまったハルユキは、黒雪姫の氷属性なオーラに脅えながらも、クラス展示班の仕事を他のメンバーと協力してやりとげる。そして、文化祭本番への期待に胸をふくらませるのだった。しかし、加速世界に混沌を広めんとする「マゼンタ・シザー」の魔手が、思わぬ方向から迫りつつあり―。

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「145gの孤独」 伊岡瞬(角川文庫)



【夜が明けたのに、まだずっと夢を見ているようだ】

真佐夫との関係がどんなうふうに進展するのか、わくわくしながら読み進めていたのだけれども。
倉沢の心の傷は、思っていたよりもより深く、昏いものだった。
輝いていた過去は戻らない。
起こってしまった出来事もまた、なかったことにはできない。
思い通りにはいかなくても、いま在る現実と
折り合いをつけて生きていかなければいけないのが人生。
自分の代わりに「悔しい」と泣いてくれた田中。
「いい加減に目を覚ましてよ」と怒ってくれた晴香。
仕事を斡旋しつづけてくれた戸部。
倉沢は、決して孤独ではない。
故に。
彼が夜よりも長い夢から覚める日は、遠からず来るだろう。

内容(「BOOK」データベースより)
プロ野球投手として活躍していた倉沢修介は、試合中の死球事故が原因で現役を引退した。その後、雑用専門の便利屋を始め、業務の一環として「付き添い屋」の仕事を立ち上げる。その最初の依頼は「息子がサッカーの観戦をするので付き添ってほしい」という女性からのものだった。倉沢が任務を終えると、またも彼女から連絡が入り…。横溝正史ミステリ大賞受賞作家が情感豊かな筆致で綴る、ハートウォーミング・ミステリ。

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「犬の力 上・下」 ドン・ウィンズロウ(角川文庫)



このボリュームで最後までダレることなくどきどきしっぱなし。
ぐいぐい引っ張られる展開は圧巻。
とはいえ。
残酷な描写が多いので、精神状態がローな時に読むのはちょっとキツイかな?

麻薬捜査官=アーサー・ケラーと麻薬カルテルの統制者=アダン・バレーラとの30年に及ぶ麻薬戦争の物語。
史実が絶妙にちりばめられてるところがなんだかリアルで、諸々想像すると背筋が寒くなります。

自らその道に飛び込んでいった者。
運命に背中を押され、意図せずしてその道にはまり込んでしまった者。
多くの人を巻き込んでの血で血を洗う年月の果てに疲弊しきったアーサーの叫び。
ラスト、アーサーとアダンが対峙したシーンはなんとも言えない気持ちがこみ上げてきました。

「日本語に翻訳された小説」ではなく「英語で書かれた小説」を読んでいる気分にさせてくれる翻訳は、
賛否があるみたいだけど、あたし的にはGood☆

それにしても……
殺されるか、全てを失うか。
この争いに関わった人たちの行きつく先はこの二択で、壮絶すぎました。

上巻・内容(「BOOK」データベースより)
メキシコの麻薬撲滅に取り憑かれたDEAの捜査官アート・ケラー。叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。高級娼婦への道を歩む美貌の不良学生ノーラに、やがて無慈悲な殺し屋となるヘルズ・キッチン育ちの若者カラン。彼らが好むと好まざるとにかかわらず放り込まれるのは、30年に及ぶ壮絶な麻薬戦争。米国政府、麻薬カルテル、マフィアら様々な組織の思惑が交錯し、物語は疾走を始める―。

下巻・内容(「BOOK」データベースより)
熾烈を極める麻薬戦争。もはや正義は存在せず、怨念と年月だけが積み重なる。叔父の権力が弱まる中でバレーラ兄弟は麻薬カルテルの頂点へと危険な階段を上がり、カランもその一役を担う。アート・ケラーはアダン・バレーラの愛人となったノーラと接触。バレーラ兄弟との因縁に終止符を打つチャンスをうかがう。血塗られた抗争の果てに微笑むのは誰か―。稀代の物語作家ウィンズロウ、面目躍如の傑作長編。

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「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」 水城せとな(フラワーコミックスα)



【神様が本当にいるのなら 
 どうかあの男を幸せにしてやってください
 大切なたった一人の俺の男を どうか どうか---】

なんていうかもう、何度読んでも胸が痛い……でも大好き。
そんなシリーズです。

恋愛なんて、もう二度としたくないと思うほど、傷ついて。苦しんで。
あんなふうに想いをぶつけあって。
あんなふうに互いを想いあって。
もう、だめだと思いながら、それでも、「絆」を求めて悲鳴をあげる心。
離れても、結局は寄り添わずにはいられない、
だからこその、運命の相手。

流されることから始まった今ヶ瀬との関係の中、
いつしか、懐の深い男へと成長していた恭一。

伝わらないと思っている愛の言葉が。
いつか………いつか、必ず、伝わりますように。

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「僕ら星屑のダンス」 佐倉淳一(角川文庫)



【生きてりゃ、楽しいことだってあるんだ】

全体を通してお伽噺を読んでいるような気持ちになるのは、
出てくる人たちがみんな良い人だからなんだと思う。
そんないい人ばっかりなわけないじゃん、という思いがどこかにあるから、
素直に「良い話だったわー」と言えない自分が、なんだか寂しい。
でも、この話はそれでいい。
心の優しい人たちが、手を取り合って星屑のダンスを踊る。
誰かのために心を痛め、誰かのために涙を流す。
そして、みんなに「大好き」と、伝えることができる、とてもきれいな物語だ。

内容(「BOOK」データベースより)
借金で浜名湖に入水しようとしていた浅井久平は、同じく自殺を図る不思議な子どもヒカリと出会った。ヒカリは最先端科学センターから逃げ出してきた天才だという。半身半疑ながらも一緒に逃避行を始めた久平。一方、内閣官房から指令を受けた警察はヒカリの捜索を開始。だが、ヒカリはネットを駆使して逆にみずから誘拐を装い、100億円を要求した。果たしてヒカリたちは現金を奪取し、偽装誘拐を完遂できるのか?第30回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞受賞作。


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「グラスホッパー」 伊坂幸太郎(角川文庫)



【世の中は善悪じゃないんだから】

妻を殺した「非、合法的」な組織に復讐目的で潜入した、ごく平均的な一般男子である元教師と、
自殺させたり、ナイフだったり、押したりと、それぞれ手法での殺しを生業とする殺し屋たちの物語。

殺しというからにはリアルに想像するとメッチャ凄惨なシーンが描かれていたりするわけなんだけど…
不思議と伊坂さんの文章はそれを「凄惨」と感じない。
そこ、納得したら倫理的にダメでしょ!という事柄を、
でも、そうなんだよねー、と、頷きたくなってしまう。
相変わらず伊坂さんの言葉には不思議な説得力があると思う。
それは、日々のなかで「なんかそれ、納得いかなくね?」「そうじゃないよね?」と
腑に落ちない部分を、スッパリ切ってくれるからなのかなぁ……と、個人的には思ってます。

復讐を成就しえなかった鈴木。
だからこそ、彼には明日がある。
「生きてるみたいに生きる」
あたりまえのようで、ひどく困難な言葉を、私自身にも贈りたい。

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「銃」 中村文則(河出文庫)



【拳銃のない私は無意味であり、私は拳銃に激しい愛情を向けていた。
 が、拳銃は私には冷たかった。】

自分自身を演じることで、周囲とのコミュニケーションを図ってきたニシカワ。
生きることの意味を見出すことができないまま、行き過ぎる時の中で、
偶然手にした拳銃。
その拳銃に依存することで、活気づく世界。
だが、それはまやかしだ。
思い込みと妄想はあらぬ方へと走り出し、
ギリギリのところで踏みとどまったかと思ったのだけれども。

安堵しかけたのは束の間。
最後の最後で突き落とされる。
そして、彼同様に私もつぶやくのだ。
「これは、なしだ」

待ち受ける未来は、破滅でしかない。


内容(「BOOK」データベースより)
雨が降りしきる河原で大学生の西川が出会った動かなくなっていた男、その傍らに落ちていた黒い物体。圧倒的な美しさと存在感を持つ「銃」に魅せられた彼はやがて、「私はいつか拳銃を撃つ」という確信を持つようになるのだが…。TVで流れる事件のニュース、突然の刑事の訪問―次第に追いつめられて行く中、西川が下した決断とは?新潮新人賞を受賞した衝撃のデビュー作。単行本未収録小説「火」を併録。


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「水の時計」 初野晴(角川文庫)



【奇跡を祈るということは自分の力を放棄したときにすることだ。
 たとえどんな困難な状況に陥っても、そんな無責任なことはするまいと思っていた】

物語全体を通してのイメージは、蒼い月の光。
表紙にインスパイアされる部分が過分にあるかもしれないけど、
脳裏に浮かぶのは、とても綺麗な蒼い色の世界。

だが、その世界で紡がれる物語を生きる彼らの中で、
幸せだと言い切れる者は果たしていたのだろうか?
「人の幸せは、その本人にしかわからない」
全くもってその通りで、皆が幸せと不幸せとを抱えている。
そうして生きていくのが人生……なのかな?

自らの臓器を、移植を必要としている人々に分け与えつづける葉月。
その臓器を秘密裏に運び続け、髪の色が変わるほどの苛烈な状況に在りながらも、
世界にひとりぼっちではないと気づけた昴。
幸福の王子をモチーフに紡がれる物語の結末は、切なくも、やさしい。

内容(「BOOK」データベースより)
医学的に脳死と診断されながら、月明かりの夜に限り、特殊な装置を使って言葉を話すことのできる少女・葉月。生きることも死ぬこともできない、残酷すぎる運命に囚われた彼女が望んだのは、自らの臓器を、移植を必要としている人々に分け与えることだった―。透明感あふれる筆致で生と死の狭間を描いた、ファンタジックな寓話ミステリ。第二十二回横溝正史ミステリ大賞受賞作。

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「あしたのきみはここにいない」 山本小鉄子(幻冬舎コミックス)



【抱かれることの意味をちゃんと分かってる?】

大好きな作品の一つ。
原作が崎谷はるひさん。
胸にキュンとくるセリフがちりばめられていて、二人のやり取りが切なくて。
何度も何度も読み返したこの本は、友達から借りた時に
「この話好き好き大好き!」と主張したら「そんなに好きならあげるよ」と、いただいたものです。(笑)

放課後の社会科準備室で過ごす二人きりの秘密の時間。
けれども、過去の苦い経験と、教師と生徒という立場から、
一線を引いた関係から決して踏み込もうとはしない史誓。
距離を置かれても、避けられても、
自分の気持ちを押し付けるわけではなく、ただ、諦めることをしなかった朝陽。

想いは一過性のもので、卒業したら何もかも忘れるに違いないと、悲観的な史誓に、
朝陽が体当たりの告白をして、心情を吐露しあう、このあたりの件がホント好き。
「せっかく逃がしてあげてたのに」
史誓が自ら引いていた一線を踏み越えた瞬間。

想いを伝え合い、身体を繋いだそのあとは、
今までのクールさはどこへやら、束縛体質の本質をさらけ出し,
甘やかしまくりの史誓が微笑ましい。(笑)
そしてなんだかんだたくましい朝陽がとってもかわいいのです。


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『Nights』 ヨネダコウ(BBC DELUXE)



【…元になんか戻れなくていいよ】

表題作「Nights」のほか「感情スペクトル」「リプライ」の三作を収録。

やっぱヨネダさん、好きだわー。
三作品どれもいいけど、個人的にはこの中では「リプライ」が一押し。

無理して必死にがんばっているときって、自分を顧みる余裕がなくて、
実はギリギリのところに立っていることにきづかなかったりする。
そのことに気づいてくれたり、労ってくれたり……
弱ってるときにそんな言葉をかけてもらえたら、泣きたくなるほどうれしいだろうなー。

関のまっすぐな不器用さと、高見の控えめだけど、絶対的な押しの強さと。
日々の営みの中で悩んだり迷ったりしながら、
ちょっとずつ距離を縮めていく二人の関係が好き。

巻末描き下ろし。
額にハンコ……許されるなら、いつか誰かにやってみたい。(笑)

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