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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「タフEXTRA2」 岩本薫(B-BOY NOVELS)

短編五篇。
『神蔵響の野望』
響可愛いなーと、微笑ましく思う。
(カッコいいの間違いじゃないよ。可愛いであってる。笑)
スマートな装いで旅行をエスコートする傍らで、
下調べしたりの段取りに余念なく、懸命なところが可愛い。
響の心に秘めた旅行の本当の意味。
けなげだなー。
『アンラッキー刑事』
巻き込まれパターン再び……というか、もはや何度目?
でもデート要素と事件要素どちらも盛り込まれていて存分に楽しめた。
不安要素含め、お互いの本音をぶつけ合うシーン、良かった~。
既刊ラストは糖度高目な一冊。
シリーズ通して楽しく読了。

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「タフEXTRA1」 岩本薫(B-BOY NOVELS)

本編の番外5編。
本編後の甘々な作品群だと思って読んでみれば、過去編も入っていて。
ラブ期を知っているだけに、ギスギスしていた頃の二人が痛ましい。
『B.D.大作戦』
誕生日当日に拘るのは、付き合い始めだからこそよねー、と、何だか微笑ましい。
とはいえ、当日バタバタしたところでどうにもならない。
空回った挙句にシンゴが見出した答えは最良のものだったかと。(笑)
『アンラッキー刑事』
視点が違えば物の見方ってこうも違うのね、と。
シンゴの口から出た言葉に響と一緒に脱力。
なんだかんだ雪解けの兆しが見えているのが嬉しい。


その他3編。
私、貴水にはどうしても良い印象がないんだよなー。
と、引っかかったところ以外は楽しく読了。

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「タフ 5」 岩本薫(B-BOY NOVELS)

シリーズ最終巻。
さすが岩本さん。
1巻から5巻に向かって尻上りにおもしろくなっていって大満足で読了。
10年前から引きずっていた事件は解決し、拗れまくっていた親子仲も修復の兆しを見せ、
何より、長きにわたって想い合いながらも、
偶然の再会がなければ一生会うことが叶わなかったかもしれないた二人の恋の成就。
その想いの深さと甘さに、幸せな気持ちになりました。
神蔵父と対峙したシンゴ、かっこよかったなぁ。
響とシンゴ。
互いに一生傍にいるという想いを口にするシーンはもはやプロポーズ。
新しい一歩を踏み出した二人に祝福を。

あと二冊。
番外編で楽しませてもらえるのが嬉しいね。




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「タフ 4」 岩本薫(B-BOY NOVELS)

前巻で一つのボーダーラインを越えた二人。
だけど、そこでなし崩しにならず、改めて過去の出来事としっかりと向き合い、
抱えた不安やこみ上げる想いを言葉にする。
ああ、そうやって折り合いをつけていくんだね、と、
そこまできっちり読ませてもらえて、感無量。
「好きよりも深くて、重くて、厳かな気持ち」
そうだよね。
その気持ちを表す言葉を二人の口からきけたことが、ただただ嬉しい。
正直、ヒカルの言動には苛々しっぱなしったけど、
それも吹っ飛ぶくらい、響とシンゴの関係性の進展が嬉しかった。



話のスケールが大きくなってきた4巻。
警察内部の抱える問題に今後どう迫っていくのか。
気になる~~!!

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「タフ 3」 岩本薫(B-BOY NOVELS)

副題がいいね。「ボーダーライン」。
8年の時を経て再会した二人が、改めて向き合うことになった境界線。
どうしたいのか。どうして欲しいのか。どう在りたいのか。
自分の意思で越えようと思った向こう側。
「同じ立ち位置で肩を並べたい」とはっきりと口にしたシンゴの言葉にぐっと来た。
とはいえ。
迷惑をかけないことと独りで無茶をすることは同義じゃない。
犯罪が絡んだ厄介ごとは刑事である響に任せるべし。
あ、でも今回はシンゴが響を助ける場面もあったからね。
成長が垣間見られる瞬間。
ヤクザ相手に立ち回る響がかっこよかった。

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「タフ 2」 岩本薫(B-BOY NOVELS)

ちょいちょいこみ上げる不愉快な気分。
それはレイプ被害者であるシンゴにかける言葉じゃないんじゃないの?と思う言葉が多々あること。
更には危機感ないとか自覚がないとか言うけど。
だとしても、レイプされても仕方ないという理由にはならない。
挙句、響、また同じ事繰り返すんかい!と、目を剥いたわ。
揉めに揉めてようやく響がシンゴに言えた一言。
はじめの一歩はどう考えてもそこからだよね?と、漸く溜飲を下げる私。
嫌いあっているわけじゃない。
二人の間に好意はちゃんとある。
だから、本当の意味でのスタートラインはここから。
期待してるよ。





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「タフ 1」 岩本薫(B-BOY NOVELS)

絶縁していたかつての親友との再会。
絶縁理由が理由なだけに、いかに過去のこととはいえ許せる範疇なのかな?
と、思いながらの読み始め。
いや、でもシンゴ自身が心の底から響のことを憎んでいたら寄せ付けないよね?
嫌なものを意に反して受け入れるようなヤワな性格でもなさそうだし。
と、だんだん心境は変化し、
過去編を読むに至って、現在の二人の状況になんだか納得。
シンゴってば、ど天然。しかもまったく空気読めてない。(笑)
とはいえ、響がやらかしたことは消えないし、簡単に許せるものでもない。
この先二人がどう関係を修復していくのか。
楽しみ。

「見て見ぬふり」ができればもう少し人生波風立てずに生きていけそうなのに。
自ら首を突っ込んで面倒事に巻き込まれていくタイプ。
響と離れていた8年間、シンゴがどんな生活を送ってきたのか逆に気になる。
別tのタイミングで読もうと思っていたけど、
唐突に読みたくなって棚から引っ張りだしてしまった。
本は読みたいと思った時が読み時。
買い物は欲しいと思った時が買い時。(笑)



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「犬も食わない同期の恋愛」栗城偲(キャラ文庫)

7年間変わらなかった関係が変わったのは、
幸せな時間が続くことを願った、篠田の悪意のない嘘から。
だけど、その嘘が明るみに出る瞬間は必ず来る。
わかっているから、いつ?どんなふうに?と、ハラハラする一方で、
その嘘を巡っての加藤の対応が最初から最後まで斬新でおもしろかった。
本人は至って真面目に真摯に対応してるんだけどね。
きっかけは嘘からだったけど、その後の篠田の言動は誠実で、
加藤の気持ちが動いていく様が伝わってくるし、納得できる。
ああいう時間を積み重ねたら、そりゃあ居心地よくなっちゃうだろうね。
お幸せに♡


これ、一人称の方がよかったんじゃないかなー?と思ってしまった理由は
途中で読むのがつっかえた個所があったから。
三人称だとなんか不自然な感じがしたんだよね。
シリーズ4作目だけど、読み返すのは1作目を推奨。
「走ってきます」は何度読んでも笑える。

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「賢者と寵愛の翼」榎田尤利(リブレ)

ぶち当たった困難は助力を乞いつつも自力で解決するしかない。
信仰は心を楽にしてくれるかもしれないけど、現状をどうにかしてくれるものではない。
だからユーエンは彼ら国の未来をどうにか救おうと自ら動くのだし、
明晰たちもそれに協力する。
正直、人々の滅亡を予見しつつ何もしない(できない?)ニウライ、
クソくらえ、と思うのだけれども。
秩序みたいな人には信仰の対象は必要なんだろうなぁ。
自らの生活圏から出ることで、岩山の民や森の民と交流を持つことになるユーエン。
それは確実のこの先に活きていく。
タウのおかげで途中の不穏を吹き飛ばす爽快な読後感。
続編が楽しみ。


墨づくりはDASHに学べ。
白炭作ってたよね。
太一、頑張ってた。
でも彼らは水の浄化ではなく美味しいご飯を炊いて食べていた気が……
ウナギも贅沢に炭火で焼いて食べていた気が……(笑)
水問題は日本政府はもっと真剣に考えるべきだし、
真摯に向き合わないと時既に遅しって事態になりかねない。
わかってるのかな?
とりあえず私は滑り込みで今年のミッションコンプリート。
榎田さん既刊全登録完了。

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「賢者とマドレーヌ」榎田尤利(リブレ)

綴られるその世界に最初から最後まで気を抜くところなく、
ひたすら物語に没入して読了。
おもしろかった。
語られる倫理観や生死観は相変わらずシビアで深い。
架空の生き物たちの姿が生き生きと脳裏に浮かぶその筆力は素晴らしいし、
何より、作中で描かれる人物たちのがとても魅力的。
あ、べた褒め。
感情を動かすことのなかった風読みがその感情を解き放っていく様も良かったし、
ルドゥラの生命力あふれる様に惹き寄せられる。
個人的には口の悪い明晰がお気に入り。
決めつけられた未来に抗う彼らの姿を見てみたい。
だから続編があることが嬉しい。

惜しい。
これが一般書のファンタジーだったら姪っ子ちゃんに貸すのにー!
でも私はBL超ウェルカムなので、姪っ子ちゃんに貸せなくても無問題。
彼女が自らBLの沼に飛び込んできた暁には貸し出ししてさしあげましょう。←何目線?(笑)
文善さんのイラストが世界観と絶妙にマッチしていて、
想像力の翼がさらに広がりました。

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