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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「VIP 熱情」高岡ミズミ (講談社X文庫)

燻っていたものが一気に噴出し、相当不穏な展開に。
相手の足を引っ張るために金属バットやナイフを平気で手にする輩とは
相容れないと思うものの、相手が放っておいてくれない限り火の粉は飛んでくる。
おかげで和孝たちは大迷惑。
そして久遠も煮え湯を飲まされることになる。
卑怯な手を使ってでしか相手の優位に立てないのならば、
それは、自分が相手より劣っていることを示しているのと同意。
気付けよ、三島。
久遠がこのままでは終わらせないはず……と、信じて第二部完結巻へ。

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「VIP 接吻」高岡ミズミ (講談社X文庫)

目の前にいるのは自分の知っている彼ではなくて。
10年分の記憶が抜け落ちた恋人。
自分には彼と積み重ねてきた思い出があるのに、彼の思い出の中に自分はいない。
やるせなさ半端ない。
「俺の男をここに連れてこい」
恋人である久遠に向かっての和孝の台詞、刺さったわ。
それでも離れることを微塵も考えなかった和孝の頑張りにより、
結果的には二人の人生の在り方を言葉にして確かめあうに至って安堵。
和孝が二人の関係を改めて見つめ直していく過程も良かった。
一つの問題は片付いたけど、進行中の問題はまだ山積み。
鋭さを増した久遠が何だかカッコいい。

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「VIP 流星」高岡ミズミ (講談社X文庫)

うっ……ストーカー気持ち悪い。
わかってたけど気持ち悪い。
ホント気持ち悪い。……というわけで、
感想は「気持ち悪い」の一言に尽きてしまった……あれ??
語彙力を奪いつくすストーカー。
言葉が通じない人と対峙するのは本当に厄介。ってかもう、災害だよね。
早く退場してもらいたい。
三島もめんどくささに拍車がかかってるけど、
ラスト、とんでもないところで続いて、今後事態はどう動く!?
気、気になる……
というわけで、気持ち悪いと気になるとでストレスフルな読後。
解消目指して続きいきます!
あ、でもその前に癒し成分注入したい。



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「VIP 抱擁」高岡ミズミ (講談社X文庫)

側にいてリラックスできて甘えられて甘やかして。
愚痴を言ったり聞き流したり。
交わし合う会話からも
久遠と和孝の関係が安定していることが伺えて、とても和む。
立て直しを図った和孝の店の方も順調で、
後は黒幕問題が解決すれば……と思いきや。
ストーカーの斜め上を行く気持ち悪い変態が絡んできてぞわぞわする。
自分で勝手に作り上げた世界で生きてる人って話が通じないから怖いんだよ。
その変態が社会的地位を確立してるっぽいから余計に厄介。
この変態絡みの問題は、早々に解決しますように。(気持ち悪いから)

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「VIP 渇望」高岡ミズミ (講談社X文庫)

前作から引き続いての和孝の店の立て直し。
久遠の黒幕探し。
そこに地面師問題が絡んで展開していく本作。
久遠と和孝の関係性においては雰囲気が柔らかくて。
側にいることで寛げて愛おしくてと言うことが伝わってきて。
こちらも幸せな気持ちのおすそ分け。良き。
出会ってから10年。
久遠の忍耐と、和孝の成長と。
互いに対する想いの深さと覚悟。
全てが相まって、こんな雰囲気になるんだなぁ、と、感無量。
互いを想ってそわそわする発言とか、コバンザメ発言とか。
まさかのワードの連発に相好も崩れます。
久遠が自覚的に発した「三年」の言葉が頼もしい。有言実行で!


「三年」というワードによって瞬時に連想されるのは
『間の楔』という私のバイブル。
ハードカバーの初期作品が神。

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「呪われ悪役令息は愛されたい」八月八(ディアプラス文庫)

おもしろかった…けど、ん~~?
と、納得しきれなかった読後。
主役サイドには文句なし。
呪いを解くためにめっちゃ頑張ったし、
ディルクが自分を変える努力を惜しまなかった姿にも好感が持てる。
彼の見た目や言動が変わる前から態度が一貫していたミヒルも良い子。
けど、その他面々。
ディルクの言動に問題はあったけど、
そんな本心だったら彼を排除し続けたその態度はどうなの?と言いたかったり、
子どもに寂しい思いをさせ続けていながら
いや、実は……とか言っちゃう家族の身勝手な在り方はどうよ?と思ったり。
おもしろかったけど、残念な読後。

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「VIP 溺愛」高岡ミズミ (講談社X文庫)

ねぇ、ちょっと、黒幕は!?黒幕は誰??
「解決編」って本気で言ってる?
ってことで、これは片がついていないと思います。
そして「溺愛」ってなんだ?と、サブタイトルにクエスチョン。
まぁ、楽しく読みましたけど。
愛の告白も聞きましたけど。
確かにラブラブでしたけど。
けどーーーー!
黒幕~~!!←まだ言ってる。
確かに久遠がナンバー2に甘んじてるからめんどくさいんだよ、という気持ちに
私もなってきたよ。
ナンバー1になるか、組を抜けるか。
選択できないんですかねぇ?
まぁ、その過程では血の雨が降りそうだけどね。

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「VIP 兆候」高岡ミズミ (講談社X文庫)

BMを離れてからの二年余りの歳月によって和孝が得たのは、落ち着きと気持ちのゆとり。
自分で店を持って、それなりに自信と覚悟が芽生えて。
それは人間としての成長の証でもあり、
良い時間を過ごせたのだと思う。
その反面、久遠曰くの「やくざに殴りかかる一般人」という
変わらい部分があるところが、微笑ましくもある。
久遠の方には組のめんどくさいゴタゴタが降りかかってきそうで先行き不穏。
セカンドシーズンのサブタイトルは『兆候』。
あっちでもこっちでもなんだか嫌な予感てんこ盛りなんですけどー。



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「VIP 残月」高岡ミズミ (講談社X文庫)

シリーズ第一部完。
前巻から三年ぶりって……あそこで三年待たなきゃいけなかったのって苦行。
一気読み出来て良かった。
火災現場のあの状況下で火の中に飛び込んでいくのは多分私には無理。
それが正しいかどうかはわからはいけど、和孝は行っちゃうんだよね。
今回は久遠の和孝に対する想いが明確に聞けて良かった。
そして和孝の口からも迷いのない想いが聞けて良かった。
二人の互いに対愛情は揺らがなくて、
それでも慣れ合わない二人が好き。
和孝にとっては新たな一歩の始まりとなる巻。
しっくりくる彼の選択は、これまできちんと彼の成長が描かれていたからなんだろうな。





個人的にリアタイで追いかけていて「次巻に続く」となったところで、
人生において一番「はああぁぁぁ!??」と絶叫したのは
『炎の蜃気楼』の『わだつみの楊貴妃』。
発売を待って次巻を手に取るまでの間がホントきつかった。
二番目も掘り起こせば『炎の蜃気楼』だと思う。(苦笑)
一気読み万歳☆彡



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「VIP 聖域」高岡ミズミ (講談社X文庫)

襲撃された、という情報は入ってくる。
だが、怪我の度合いもその生死すらわからない。
繋がらない電話。
不安で押しつぶされそうなところをあんな方法で強引に連れ去られたら……文句の一つや二つ、言いたくなるわ。
ってか、殴ってもいいと思う。
だけど。
無事であったことの安堵の方が計り知れない。
心配だったからこそ、怒りは持続しないようね。
何か事があるたびに、絆を深めていく久遠と和孝。
何か事があっても、離れることは念頭にない二人の在り様に、気持ちが和らぐ。
このまま、いつもの日常に戻るかと思ったのに。
うそでしょ?と二度見したところで次巻へ。




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