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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「密計 ドラッグ・チェイスシリーズ2 」(モノクローム・ロマンス文庫)



どうしたって情に左右されてしまう私は弁護士や検事にはなれない。
と思っていたけど。
潜入捜査も無理だな、と思ってみた。
良かれと思ってすることでも、法を順守していなければ裁かれる。
子どもたちが苦しんでるのはホント辛い。
どうにかしてあげたいと思ってしまう。
ラベルに貼られた品質と中身が違っていても、多分私たちは気づかない。
その中身が毒だったら目も当てられない。
そういうことを平気でする輩は地獄に落ちればいい。
お互いをかけがえのない存在として距離を縮めていくラッキーとボー。
素敵な言葉を聞かせてくれたところでこの巻は終了。

ボーのかつての小遣い稼ぎの手段が意外過ぎて!
そのイラストが素晴らしかった。
英語で小説を読むことは諦めたので、続刊の翻訳を心待ちにしています。
でも、ちょっと悪あがきしてみようかなー。
ほんやくこんにゃくが欲しい……




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「無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です(2)」夜光花 (キャラ文庫)



2巻も楽しく読了。
「でぶ製造機」に爆笑。
そうだよね。
入れ替わってすっきりした身体になっても、
今までと同じような自堕落な生活を送っていたら、
そりゃあ、体型も元の自分の体型に近づくわ。
食っちゃ寝の生活をしていた「無能な皇子」本人が今後どう変わるのか。
(変わらないのか!?)
楽しみ。
一方、入れ替わった先の国で着々と自分の足場を固めていくリドリー。
自分の身体に戻りたい一心からってのもあるけど、
何かしていないと気が済まないタイプなんだろうね。
結果的にはどちらの国にとってもプラスの影響を与えている気がする。
皇帝との対決は不可避かな。


『鷹』の変態っぷりがとっても愉快。
はぁはぁしてるだけで押し倒してこないからだろうけど。
皇帝の子どもが女子ばっかりだったのは、
実はベルナール皇子に原因があったりしないかしら?
前巻から引っ張ってる気になることもあるし、
この巻で新たに気になることもある。
……というわけで、3巻がとっても楽しみ。

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「未成年。」かわい有美子 (幻冬舎ルチル文庫)



青春って素晴らしい!と素直に頷ける作品。
透明で瑞々しく、そして甘酸っぱい。
かわいさん特有の感性が随所に詰まっていて、
それがたまらなく好きな私は、心地よい読後感に大満足。
家庭の事情を個々に抱えていても、
学校に来ればつるんでバカ騒ぎ出来る仲間がいる。
日々の営みの中で芽生えた淡い想いがある。
ぴたりと調和のとれたカルテット。
そして危ういバランスの上に成り立つトライアングル。
だけど、ヒリヒリした感じはなくて、このままの関係が続けばいいな~、と思ってしまうのは私のエゴかな?
その後の彼らを想像するのも楽しいよね。


【作家買い】
レゴでの築城と疑似戦闘。楽しそうだなー。
レゴランドで観た傑作の数々を思い出す。
また行きたいなーと思いつつ、次に愛知に行ったらジブリパークかな。
ジブリパークだね。
秋に神戸の友だちと遊んだ後に
名古屋の友だちや姪っ子ちゃんたちのところに向かおうと思ったら、
逆に妹から神戸に行ってみたいからそっちで会おう!と言われてしまった。(笑)
それはそれで楽しいから無問題。
スカイマークの予約開始をわくわくしながら待っているところです。

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「BOSSY」 (モノクローム・ロマンス文庫)



始まりは割り切ったセックスを楽しむだけの関係。
名前を明かさなかったことには実は大きな意味があった。
相性とマナーが良かったからこその次回の逢瀬。
対話を重ね、名前を知り、仕事を知り。
関係を深め、相手のことを知るほどに、より深い恋に落ちていく。
性格が擦れてないからか、自分の想いに正直なせいか、
互いを想い合う20代後半男子がものっすごく可愛い。
メッセの言葉選びも遊び心があって楽しい。
その反面、社会人としてそれぞれがやりがいを持って取り組んでいる仕事描写は読み応えがあった。
あまくてやさしい恋の物語。
とっても楽しく読了。

【レーベル買い】
このレーベルはホントどの作品も楽しく読めて安心して購入できる。
身内にファンがいるせいか、BTSTシャツがなんだかとっても気になってみた。


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「狼と駆ける大地 月吠えシリーズ5」 (モノクローム・ロマンス文庫)



シリーズ5作目。
舞台はマッドクリーク、そしてアラスカへ。
新キャラに加えて
4作目までのメンバーたちも相変わらずな様子を伺わせてくれつつ、
内容的にはここにきて面白い方向に舵をきってきたなぁ、と感心しながらの読了。
ハスキー犬のティモがびっくり箱みたいな存在だった。
麻々原さんのイラストイメージとぴったり。
そしてジウス。
セントバーナードってそうだよね、という私のイメージ通りの風貌と性格!
共に大きな決断をした
パートナーになりたての二人がこの先どんな関係を築いていくのかとても楽しみ。

ご近所をセントバーナードがお散歩をしていた時期があって。
物おじせずに撫でさせてもらいにいっては
セントバーナードのよだれだらけになっていた10代の思い出。




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「雪原の月影 満月」月夜(リブレ)



飢えに苦しむ極貧の領地が、領主の導きと村民たちの努力で豊かな領土となっていく
過程を描いた壮大な歴史物語。
と同時に、波乱万丈な人生を生き切った人々の生き様を描いた物語。
更に。
生涯を添い遂げた恋人たちの愛の物語。
圧巻の読み応え。
誰に対しても平等に訪れる「死」がある限り、死に引き裂かれる「別れ」も必ず訪れる。
寿命の差があったからこそ、彼等には人並み以上の覚悟が必要だった。
それでも。
素晴らしい伴侶に出会い、素晴らしい人生を全うした彼らの生き様がとても素敵。
最期の瞬間に「楽しかった」と。
言い切れる人生で在れば幸せだと心底思う。


700年の時を越えての契約の履行。
エルトゥールル号のことを思い出した。
姪っ子ちゃんに『海の翼』を貸したんだよね。
どんな感想を聞かせてもらえるのか楽しみ。
彼女の学校では1時間目の授業開始の前に10分間の読書時間があるんっだって。
なにその至福時間。
家にある本は読みつくしたのでおすすめの本貸してもらえるかな?と言われたので、
張り切って色々送ってみました。
何か感じてくれると嬉しいな。



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「雪原の月影 三日月」月夜(リブレ)



世界観が破綻なく細密に作りこまれた作品は、気持ちよくのめり込める。
廃嫡された皇太子が領主に任じられたたのは、荒廃しきった領地。
村同士でいがみ合い、生きることに疲弊しきった人々が暮らすその土地を
豊かな領土に再生してこうと奮闘する過程が丁寧に真に迫って描かれていて
本当に面白い。
理不尽に見舞われたエルンストが己の人生を肯定的に捉えることができたのは、
愛を交わし合う伴侶・ガンチェに出会えたから。
この二人はこの先乗り越えなければならない大きな問題を抱えている。
政治的な側面と恋愛面がバランスよく描かれていて一気読み。
明日休みで良かった(笑)

国を支える国民がいるから国が成り立つ。
このことを蔑ろにする施政者は、いずれ己の首を絞めることになる。
ってか、そうなればいい。
自らを鍛えようとするエルンストを必死で阻むガンチェの態度は私的にはマイナス。
自分でできることを増やすことは自らを助ける術になるんだよ?

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「少年悪魔公爵、淫魔に憑かれる」沙野風結子 (シャレード文庫 )



沙野さんと同じくこの作風は「アリ」に一票。
楽しく読了。
魔王の窮地を救うため、勇者討伐の旅に出掛けたポンコツパーティ。
魔王の人選が意図的だったかどうかは疑わしいと思っているけど、
結果的にはアルトにとっていくつものプラスの作用を及ぼすことになる。
まぁ、悪魔的にそれがプラスかどうかも疑わしいけど。(笑)
そして、悪魔と手を結ぼうとした国王の理由もさることながら、
魔導士の交換条件もまた、なんじゃそりゃ!?感半端ない。
巻き込まれた魔界の面々がなんだかお気の毒。
とはいえ。
愉快な仲間たちとの間で今後も交流が続いて良かったね。


登場人物の名前はすべて音楽関連用語なのはわかりやすかったけど、
「ナーハハル」の意味だけわからなくて、調べてしまった。
作家さんには「こうしなければならない」枠に捕らわれず、
書きたいものを自由に書いてもらいたい。


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「王室護衛官を拝命しました」水壬楓子(キャラ文庫)



あなたの本当に欲しいものはなんですか?
他人の欲するものと自分の欲するものが合致するとは限らない。
勝手に同じだと決めつけて動くから、その計画は破綻する。
戦後間もない国内において、
陰で何かしてるんだろうなぁ、とは思うものの、
表面的には昼行燈みたいな行動しか見えてこない、
戦時下の英雄、ディオン王子。
そんな彼が真に欲したものは王座ではなく、彼の護衛官ファンレイ。
明らかになったディオンの真意と行動に感動した後の
こどもか!?というプロポーズ(?)に爆笑。
それも彼ら二人が共に築いてきた年月の長さの証なんだろうね。


電子限定版の書き下ろし番外編「第五王子の忍耐が試されています」。
タイトルだけでとっても気になる。
電子は買わないけど……だけど気になる。
スカーレットナインと言われる王室護衛官の9人。
実はこの作品には続編があって私は先にそちらを読みました。
9人の名前はほぼ覚えてる。
覚えてるんだけど……肝心な内容が全く頭に入っていなかったという残念な事実が発覚。
楽しく再読できますね~。(←ザ・ポジティブ・笑)

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「猫の遊ぶ庭―気まぐれ者達の楽園」かわい有美子 (幻冬舎ルチル文庫)



前作で初めて恋を知った杜司。
今作では無自覚に嫉妬を覚え、自覚したその想いに静かに懊悩する。
その嫉妬が外に向かう前に事件が起き、そこから噴出した怒りからの……
なんて言ったらいいのか……凛とした雰囲気が甘く崩れる感じがとても良い。
織田に対する想いを幼い言葉ながらもまっすぐに伝える可愛らしい一面も、
寮内でやりたい放題の三人組を黙らせる冷ややかな無双っぷりも好き。
織田の穏やかでやさしい懐の深さも好ましい。
今はまだ歯が立たない三人組に、いずれ一泡吹かせてほしいわ。(笑)
今回も山田さんのイラストがとても素敵。特に口絵。








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