きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
カテゴリー「BL小説」の記事一覧
- 2023.10.23 「森羅万象 狐の輿入」水壬楓子 (キャラ文庫)
- 2023.10.19 「森羅万象 水守の守」水壬楓子(キャラ文庫)
- 2023.10.09 「モニュメンツメン・マーダーズ 」(モノクローム・ロマンス文庫)
- 2023.09.17 「最凶の恋人ー追って追われてー」水壬楓子 (B-BOY SLASH NOVELS)
- 2023.08.27 「カササギの飛翔 カササギの魔法シリーズ3」 (モノクローム・ロマンス文庫)
- 2023.08.24 「カササギの魔法シリーズ2 捕らわれの心 」(モノクローム・ロマンス文庫)
- 2023.08.22 「カササギの魔法シリーズ1 カササギの王 」(モノクローム・ロマンス文庫)
- 2023.07.19 「密計 ドラッグ・チェイスシリーズ2 」(モノクローム・ロマンス文庫)
- 2023.06.29 「無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です(2)」夜光花 (キャラ文庫)
- 2023.06.12 「未成年。」かわい有美子 (幻冬舎ルチル文庫)
「森羅万象 狐の輿入」水壬楓子 (キャラ文庫)
シリーズ三作目。これが一番好き。
……というか、ちょっと斜に構えた瑞宇が私の好み。
そして、クールに成長した那智を知っているからこそ、まだ10代の那智がとても可愛い。
那智に対して意地の悪いことを言いつつも、結局は優しくて溺愛してしまっている瑞宇。
少しずつ距離を縮めながら築き上げられていく二人の関係性がとても良い。
18年経っても「甘やかされてますから」とサラッと言えちゃう那智のセリフに萌えたわ。
誰かの犠牲に成り立つ村の平和ってどうなの?と思うも、
それが宗教だと言われちゃうと口出しできなくなってしまう。
那智が危機を回避できて本当に良かった。
キツネ村でたくさんのキツネさんたちを見てきたばかりなので。
いろんな色や表情のキツネさんを思い浮かべてホクホクしていました。
また行きたいなぁ。
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「森羅万象 水守の守」水壬楓子(キャラ文庫)
私の思い描くカッパの姿と水壬さんの書くカッパの姿が相容れない。
え、だってカッパだよ??……というところで、しばらくぐるぐるしてみました。(笑)
最後の方のイラストで、あ、そういうイメージね、とようやく納得。
でもやっぱり私のカッパのイメージは頭にはお皿、背中には甲羅のコテコテのカッパです。
外に出したくない理由があるなら、兄たちはそれをナギに説明するべきだったし、
もっと早くから力をコントロールする術を教えるべきだったと思う。
守ることと甘やかすことは違うよね。
でも、外の世界に飛び出して忍と出会ったことは、ナギと忍の双方にとって
良い影響を与え合ったと思う。
千永とナギの低レベルな言い争いが可愛くて好き。
「河童の川泳ぎ」「いやいやいや。たぶん違う」
「ん?何だっけ?丘に上がった河童?」
「もっと違う」「ん~~~??」
「あ、河童の川流れ!」「それだ!」
という会話を先日友だちとしたばかりなのですが。
この作品の本文に出てきました。
「河童の川流れ」
日常生活で使うことがほぼほぼないはずなのに、このシンクロ率すごいわ。
「最凶の恋人ー追って追われてー」水壬楓子 (B-BOY SLASH NOVELS)
遥が発見した一つの死体が多方面に大きな波紋を投げかける。
ヤクザ同士の揉め事かと思いきや、
ヤクザを巻き込んだほかの思惑が働いていて……
と、とある事件を主軸に動いていく物語。
面白かった。
どんな展開になっても、それぞれの立ち場・立ち位置がブレないところが
どっぷり作品世界に没入して読める所以。
他人を当てにせず、自ら動いて解決の道筋を見出そうとする遥は相変わらずカッコいい。
抱えた決意と覚悟は痛々しくもあるけど、
同じく覚悟を決めている柾鷹と一緒に、悔いなく生き切ってほしい。
そして次作も是非このテイストでお願いしたい。
届いた本を恐る恐る取り出して……許容範囲の表紙を見てほっとしたわ。
でも、次にまたトンチキ表紙に戻っているような気もするので油断ならない。
「カササギの飛翔 カササギの魔法シリーズ3」 (モノクローム・ロマンス文庫)
同性愛が違法とされる世情下で、同性の恋人を持つ者たちの苦悩。
恋人を守るために一人奮闘するスティーヴンの姿が痛々しい。
度重なる危機に陥っても彼が決して屈することがなかったのは、
意見が衝突してもスティーヴンの仕事を頭ごなしに否定しきらなかった
クレーンの心配りと支えがあったからこそ。
囚われたスティーヴンの救出シーンかなり好き。
二人が同調して戦う姿は相当痺れる。
二人と、そして新たに誕生したカップルとの四人での新しい生活。
自由な世界への出奔は彼等にとって望ましいもの。
生活の場に彼らが選んだ場所がとても嬉しい。
これでモノクロームロマンス文庫は既刊全登録。
追いついた……けど、来月には新刊が。
とっても楽しみ。
レーベル買いを躊躇しないクォリティの作品を出し続けてくれていることに感謝。
「カササギの魔法シリーズ2 捕らわれの心 」(モノクローム・ロマンス文庫)
少し時代を遡ったイギリス。
能力者やシャーマン。呪いや魔道がひっそりと息づくその街で。
謎解きとロマンス、そしてミステリアスな世界を存分に楽しめるシリーズ。
クレーンとスティーヴンが愛を営むことによって生じた問題。
誤解を解くためには触れなければならない禁忌。
彼ら二人が秘密を守ったら彼女が死ぬ。
究極の場においてのクレーンの自制とスティーヴンの選択がとても好き。
不気味な迫力満点のシャーマンとの対決。……からの、二人で過ごす甘やかな時間。
「自分の人生を生きてきた結果、君と出会えた」
これ、素敵な言葉だなぁ。
巨大ネズミの集団に囲まれて齧られるのって……恐怖でしかない。
一匹なら戦える気がするけど、複数は無理。無理無理。←色々想像してみた。
「密計 ドラッグ・チェイスシリーズ2 」(モノクローム・ロマンス文庫)
どうしたって情に左右されてしまう私は弁護士や検事にはなれない。
と思っていたけど。
潜入捜査も無理だな、と思ってみた。
良かれと思ってすることでも、法を順守していなければ裁かれる。
子どもたちが苦しんでるのはホント辛い。
どうにかしてあげたいと思ってしまう。
ラベルに貼られた品質と中身が違っていても、多分私たちは気づかない。
その中身が毒だったら目も当てられない。
そういうことを平気でする輩は地獄に落ちればいい。
お互いをかけがえのない存在として距離を縮めていくラッキーとボー。
素敵な言葉を聞かせてくれたところでこの巻は終了。
ボーのかつての小遣い稼ぎの手段が意外過ぎて!
そのイラストが素晴らしかった。
英語で小説を読むことは諦めたので、続刊の翻訳を心待ちにしています。
でも、ちょっと悪あがきしてみようかなー。
ほんやくこんにゃくが欲しい……
「無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です(2)」夜光花 (キャラ文庫)
2巻も楽しく読了。
「でぶ製造機」に爆笑。
そうだよね。
入れ替わってすっきりした身体になっても、
今までと同じような自堕落な生活を送っていたら、
そりゃあ、体型も元の自分の体型に近づくわ。
食っちゃ寝の生活をしていた「無能な皇子」本人が今後どう変わるのか。
(変わらないのか!?)
楽しみ。
一方、入れ替わった先の国で着々と自分の足場を固めていくリドリー。
自分の身体に戻りたい一心からってのもあるけど、
何かしていないと気が済まないタイプなんだろうね。
結果的にはどちらの国にとってもプラスの影響を与えている気がする。
皇帝との対決は不可避かな。
『鷹』の変態っぷりがとっても愉快。
はぁはぁしてるだけで押し倒してこないからだろうけど。
皇帝の子どもが女子ばっかりだったのは、
実はベルナール皇子に原因があったりしないかしら?
前巻から引っ張ってる気になることもあるし、
この巻で新たに気になることもある。
……というわけで、3巻がとっても楽しみ。
「未成年。」かわい有美子 (幻冬舎ルチル文庫)
青春って素晴らしい!と素直に頷ける作品。
透明で瑞々しく、そして甘酸っぱい。
かわいさん特有の感性が随所に詰まっていて、
それがたまらなく好きな私は、心地よい読後感に大満足。
家庭の事情を個々に抱えていても、
学校に来ればつるんでバカ騒ぎ出来る仲間がいる。
日々の営みの中で芽生えた淡い想いがある。
ぴたりと調和のとれたカルテット。
そして危ういバランスの上に成り立つトライアングル。
だけど、ヒリヒリした感じはなくて、このままの関係が続けばいいな~、と思ってしまうのは私のエゴかな?
その後の彼らを想像するのも楽しいよね。
【作家買い】
レゴでの築城と疑似戦闘。楽しそうだなー。
レゴランドで観た傑作の数々を思い出す。
また行きたいなーと思いつつ、次に愛知に行ったらジブリパークかな。
ジブリパークだね。
秋に神戸の友だちと遊んだ後に
名古屋の友だちや姪っ子ちゃんたちのところに向かおうと思ったら、
逆に妹から神戸に行ってみたいからそっちで会おう!と言われてしまった。(笑)
それはそれで楽しいから無問題。
スカイマークの予約開始をわくわくしながら待っているところです。